1月に入り、男鹿市の男鹿中地域の各集落で小正月行事の「柴灯(せど)焼き」が行われました。
1月16日(火)、中間口集落で行われた柴灯にお邪魔してきたので、当日の様子をご紹介します!

●男鹿中地域の「柴灯(せど)」
 

上の写真は1月9日(火)、男鹿中地域の町田集落の稲荷神社で行われた「柴灯」の様子です。
男鹿中コミュニティセンターから提供していただきました!ありがとうございます(^^)

柴灯は正月の注連飾りや古くなったお守りなどの縁起物を燃やす小正月行事で、
町田では、昔から稲わらや木材で柴灯をたくそうです。
全国的には「どんと焼き」と呼ぶところも多いかもしれませんね。
男鹿中では「柴灯」と呼んでおり、町田の武田会長のお話では、「自分が子供の時からずっとやってる」とのこと。
大晦日の「なまはげ」の衣装「ケデ」も、この時に一緒に燃やすそうです。
写真はすでにかなり燃え切った状態ですが、町田集落で昔から大事に受け継がれてきた集落行事でもあります。

同じ男鹿中の中間口集落では、1月16日に柴灯を行っているとのことで、私たちもお邪魔してきました!

●1月16日(火)…中間口集落の柴灯(せど)
 

18時近くになると、中間口神社に住民の方が集まってきました!
境内には、竹や木が積み上げられていました
また、神社の柱には、先月の大晦日に行われた「なまはげ」が着ていた「ケデ」がまかれていました。
中間口も町田と同じく、ケデを一緒に燃やします! あたりは真っ暗ですが……
火をつけると、あったかい!!!
一気に明るくなりましたー!



しめ飾りやお守りなど、前年のものを焼いて、新しい1年を迎えます。
住民の方のお話だと、40年ほど前は、1軒1軒から集めた「たきぎ」を、
馬そりに乗せて神社に集め、「柴灯(せど)焼くぞ~!」という合図で火をつけたそうです。

 
柴灯でやいたお餅、外側は真っ黒に焼けてますが、中はやわらかく、ほっかほか(^^)
甘酒、御神酒を飲み、1年の無病息災を願います。

ちなみに、今回、秋田県立大学GBビジネスサークルの学生たちも参加していました!
令和2年に発足したサークルは、秋田県内でGBビジネスに取り組む地域のお手伝いや交流をしながら、
SNSで活動を発信しています。
秋田県立大学GBビジネスサークル Xアカウント(@GB16806679)

 

中間口には昨年12月に2回訪問し、神社の注連縄、なまはげのケデを住民の方と一緒に作ったそうです。
区長の三浦さんのお話では、注連縄やケデの作り手も減ってきており、
学生たちの参加はとてもありがたいそうです。
昨年の柴灯にも参加していて、住民の方と交流を続けています。



1月の厳冬期でしたが、柴灯を見守りながら談笑する住民の皆さんは笑顔です。


集落活動コーディネーターがお届けしました!