2月10日(日)、羽後町堀回地域で、第7回元城雪まつりが開催されました!
元城雪まつりは、戦国時代から地域に伝わる門松かまくら、用心めぐりなどの小正月行事と、雪中綱引き合戦が一緒に行われます。
以前は有志による保存会が小正月行事を行っていましたが、人手が足りず、継続が難しくなってきました。
そこで堀回コミュニティ推進委員会が「地域全体」で行事を引き継ごうと、新たに綱引き合戦を加えた「元城雪まつり」を7年前から開催しています。
多くの人に参加してもらうため、「誰でも参加しやすい」綱引きを取り入れたんです。
●堀回の小正月の風習
綱引きをする人々の後ろにある雪壁にはナラノキが飾られています。
「盾(たて)」と言われ、戦国時代、敵に責められた堀回の人々が、女子供を守るために槍を模した木で敵を威嚇したといわれる小正月の風習です。
こちらは「門松かまくら」。
これも女子供を守るため作ったと言い伝えられています。
現代は、餅を食べたい子供たちで大人気♪
元城雪まつりの最大の見どころは、住民総出の綱引き合戦、今年は150人が集まりました。
「小学生」対「婦人会」、「消防団」対「PTAの会」、「獅子舞保存会」対「老人クラブ」といった具合に子供と大人が入り混じって熱戦が繰り広げられます!
堀回コミュニティの若手役員、原田勝さんは、「子どものときからこうした行事には参加してきて、自分が携わるのは当然のこと。イベントなどを開催することは楽しみでもある。」と話していました。
「(堀回は)歳の離れた世代が、一緒に酒を飲む機会が多かった。こうした機会を通じて、上の世代とのコミュニケーションが取りやすくなり、同世代も気軽に行事に参加してくる。小さな集落だからこそできることなので、この結束力を大事にしていきたい。」とのこと。
雪まつりに、幅広い世代が集まるのは、このような人と人とのつながりが土台にあるからなんですね。
綱引き合戦が終了したら、元西総合センター内で昔語りや新春演芸会♪
そして今春、小学校を卒業する6年生をお祝いしました。
堀回地域から元城雪まつりのリポートをお届けしました!
ギャラリー集も別記事でアップしてるので、ご覧ください♪
→元城雪まつりギャラリー集
●おまけ
婦人部の女性たちが作った「ふきどり餅」。
「米8升使ったよ~」とのこと。参加者に振舞われ、取材班もいただきました♪
やっこくておいしかったです(^^)/
こちらは綱引きの景品!
4日前に雪の中から掘り出したばかりの白菜&大根です。
「甘味がつまっておいしいど~」とお父さんTちの自慢の逸品でした。
ナスの花ずしなどのお漬物もおいしかったです(^^)