12月15日(火)、湯沢市岩崎地域の「初丑(はつうし)まつり」にお邪魔しました!
初丑まつりは城址・千年(ちとせ)公園の中にある水神社のお祭りで、
別名「裸参り」「裸祭り」とも呼ばれています(^^)

「水神社のお祭りはすごいぞ!」と地元のお父さんたちから
おすすめされていたお祭りなんです。
当日のリポートを2編に渡ってご紹介します!


●岩崎の裸まつり
秋田県三大伝説の一つでもある「能恵姫(のえひめ)伝説」。
岩崎城主の娘「能恵姫」が嫁入り道中の際、龍神に連れ去られた伝説が岩崎地域に伝わっています。
旧暦11月の初めの丑の日が能恵姫の命日にあたることから、
姫を祀る水神社のお祭りが、初丑の日に行われているんですね。

岩崎地域の6つの町内(緑町、栄町、末広町、松並町、清影町、成沢)の男性が
町内ごとに「えびす俵」を担いで地域内を練り歩いた後
水神社にえびす俵を奉納しています!


●末広町のえびす俵
 
最初に向かったのは岩崎地域の末広町。
この日はなんと積雪ゼロでした。初丑の季節には珍しいそうです。
会館の中では末広町の女性たちが、にぎりまんまと豆腐汁を作っていました(^^)
にぎりまんまは、三升分作ったそうですよ!
 
豆腐汁は、春の鹿島まつりの時も末広町で登場していました。
祝いごとには必ず作る恒例料理だそうです♪
十文字の豆腐屋からバケツ3個分の寄せ豆腐を購入して作ったそうですよ!
こちらが末広町のえびす俵!
後ろの紅白幕は、昔、末広町内で営業していた「岩鶴酒造」のものです。
初丑まつりは水難防止や祈願に加え、水への感謝の気持ちも込めて行います。
お酒・味噌・醤油づくりなど「水」に関する仕事が盛んだった
岩崎地域ならではのお祭りなのかもしれませんね。
そして男性陣は、えびす俵を担いで、町内の練り歩きスタート!
なんと茨城県から来た男性も参加しているんですよ。
 
今年で5年目の参加になる茨城の庄さんは「地元の人は、みんな暖かく(自分を)受け入れてくれる
参加してみると、外から見ているよりずっと楽しい!」と話していました(^^)
頼もしい助っ人ですね♪
初丑まつりには、地域内外を問わず男性なら参加できるので、
興味のある方は下記リンク先のかしま館にご連絡ください♪
練り歩きの際は「えびす唄」を唄い、さらに
「じょやさ! じょやさ! じょやさ! じょやさ! じょやさ!」と
かけ声をかけながら、町内を移動していきます。


●栄町のえびす俵
 
こちらは、栄町のえびす俵練り歩きの様子。
栄町は15時頃から町内を練り歩いていました。
国道13号沿いの「はなよし植物園」の中でえびす唄を披露している現場に到着!
メンバーの中には、カナダから来たブライアンさんの姿も(^^)
栄町の女性とご結婚されて、現在はカナダに住んでいるそうですが、
毎年、このお祭りに参加してくれているそうです!
「ばぁちゃん、元気だったか~?」。
一軒一軒訪れ、振る舞い酒をもらいながら会話も弾みます。
「年1回の家庭訪問だな!」とお父さんたちは話してました(^^)
ちなみに、栄町のえびす俵は1ヶ月前から制作し完成させたそうです!
「おらほのえびす俵、立派だべ!」と誇りに感じている様子でした♪
 
練り歩きのあとは、栄町の会館でいものこ汁を
ご馳走になってしまいました! 栄町に来たのは初めてだったのですが
みな優しい!あっという間に受け入れてくれました~(^^)


●清影町のえびす俵
 

こちらは、清影町のえびす俵の練り歩きの様子。
練り歩きも終わりに近づくと、男性の皆さんは褌姿にチェンジ!(^^)
ここで、清影町と末広町がバッティング。
こうなると、お互いに通りすぎることはまず無く……

 
えびす俵のぶつけ合い!


「じょやさー!!! じょやさー!!!」
この時間帯になってくると、男性たちもパワフルになってきます。
あちらこちらで、ほら貝の「ぶぉー」という音と一緒に
「じょやさー!!! じょやさー!!!」と聞こえてきます!
あたりも真っ暗になった19:30頃、
千年公園の鳥居前に、各町内が集まってきます。
目指すは水神社!
先に奉納する町内は鳥居前で待機!う~ん緊張しますね。
リポートは後編に続きます~!!!
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番外編で練り歩きの最中に綺麗だった岩崎のイルミネーションをご紹介♪
国道13号の西に位置する末広町のベストホームさん。
本物のモミの木を使っているそうです!
こちらは栄町のはなよし植物園さん♪
お祭りと一緒にイルミネーションも楽しむことができました(^^)