11/29(水)、上小阿仁村社会福祉協議会(以下:社協)が上小阿仁村福祉センターで、住民の皆さんへ向けて「感謝祭」を開催しました!
今年から始めた「村民ふれあい事業」の一環で、事業の参加者やボランティア、応援してくれる方々など皆さんに感謝したいという意味をこめ、行われたものです♪

        
社協では、コロナ禍や人口減少等で賑わいが薄れてきていると感じ、村に再び賑わいをもたらそうと、県のモデル支援事業補助金を利用して備品等を購入し、ふれあい食堂やこどもキャンプなどを開催してきました。(上の写真は、夏に行われたこどもキャンプの様子です。)
《参考》→上小阿仁村社会福祉協議会で小学生の「日帰りキャンプ」を開催しました♪(2023年8月掲載)

    

     
私たちが到着したころ、住民ボランティアと職員の方々が楽しそうにバーベキューコンロでサツマイモを焼いていました。今年は、社協の裏の畑で職員たちが、土を起こして、サツマイモの苗の植えつけから収穫までを行い、豊作だったとか!そこで、感謝祭で焼きたてアツアツの“焼き芋”を振る舞うことに。朝の8時半から火おこしを始めたそうですよ(^^)

    



    
また、厨房ではボランティアのお母さんたちが、“きりたんぽ鍋”づくりの真っ最中!100食分を用意されていて、手際よく作業していました♪

   
そうこうしているうちに、ぞくぞくと住民の方々が到着してきました。希望者には社協で送迎を行うことにもなっていましたよ♪


11:30開始予定の感謝祭。その時刻になると座席が足りないのでは?と思うほどの参加者の数です。50(想像です)~90代まで、幅広い世代が集まり70名の参加がありました。
開始の時間になると、社協の菅沼常務理事から、スライドを使用して、これまでの活動報告やこのイベントの主旨説明などがありました。
参加者の皆さんは、よほどお喋りが楽しみで来たのか、始めはお喋りに夢中な方が多かったのですが…
   
      
子どもたちが夏のキャンプで灯籠作りに取り組む写真がスライドで流されるとじーっと見入る方が多かったかも。皆さん、古き良き思い出に浸っていたのでしょうか。。。(上の写真は夏に行われた子どもキャンプ時の写真です。)

余興の時間に入りました。秋田県民はカラオケ大好きな方が多いのかなと、どこに行っても感じます。そして楽器好きな方も!


    
オカリナ演奏にあわせて、皆さんが唄った“~ふるさと、浜辺の歌、かあさんの歌~”、素敵な響きでした♬ 余興司会のスズキシゲオさんは、カラオケを唄う方の紹介もお上手で、参加者の皆さんのたくさんの笑いを誘っていました(^^♪

←カラオケのリクエスト用紙に氏名と曲名を記入している様子

    
カラオケでは、我先にと希望者が続出!自分の出番になると、自慢の歌声を披露していましたよ♪

 このような催しでは、取材経験上、圧倒的に女性の参加者が多いのが常でしたが、この日は男性の参加者が多く、少し驚きました。話を聞いてみたところ、
「集落単独の懇親会などはたまにあるが、こうして全集落から人が参加することは、今までなかった。色んな方と交流したいと思い参加しました。お酒目当てではないですよ(^^;)」とのお言葉が!
コロナ禍中はなかなか人と交流することが、叶わなかったこともあったからでしょうか。このような声をあちこちで聞きました!
また、「社協の催し物はいつも楽しみにしている。買い物支援ツアーもふれあい食堂も楽しい。普段の買い物には不便しているが、この村は高齢者にとって住みやすい。」という80代の女性の声も♪


社協の菅沼常務理事は、「住民の皆さんに毎週水曜日の『村民ふれあい事業』に参加してもらうことが、自主的に社協・福祉センターに集う練習になる。4年後、5年後には社協・福祉センターに行けば必ず誰かに会える、仲間に会える、そんな場所になればと思う。皆で集うことがフレイル予防にもなる。」と話しておられました^^

この日のイベントは、まだまだ続いていましたが、取材班は時間の都合上、ここで失礼しました。
なんだか、“この先が楽しみ♪” と、思えるような訪問となりました。
この先の上小阿仁村の方々の益々のご発展をお祈りします^^

以上、北秋田郡上小阿仁村から集落活動コーディネーターがお届けしました!

●おまけ

きりたんぽ鍋を調理していたボランティアのお母さんたち。一段落して、お茶っこしていました♪ホッとした表情が印象的でした^^
    
気がつけば12月に突入していました(^-^;
少し早いクリスマス気分を味わってきました♪