8月3日(木)、上小阿仁村社会福祉協議会主催(以下:社協)で、小学生を対象にした「日帰りキャンプ」が上小阿仁村保健センターを会場にして行われましたよ♪
コロナ禍で世代別に行われていた様々な交流事業が中止になり、村からかつての賑わいが消えたように感じていた職員たちが、多世代交流賑わい創出事業の実施を考案し、県のモデル支援事業補助金を利用して初めて試みました!

では、当日の様子をお届けします♪ 
   

   
この日の日帰りキャンプに参加したのは上小阿仁小学校4年生の7名。
キャンプメニューも盛りだくさんです♪
取材班が到着した時には、カレーライス作りが始まっていましたよ。鍋を男子チーム、女子チームと分けて調理していました。
カレーに何を入れたら美味しくなるのか…の談義が始まりました(^^♪
「ソースやケチャップを入れることもあるのよ(大人)」
→「えぇ~~!!美味しくないってぇ(男子)」
「チョコレート入れたら美味しくなるよ(大人)」
→「うそ~! でも試してみたいなあ(男子)」
とにかく楽しそう♪
     
男子チームは、上の写真の調味料を入れ、女子チームは何だったのかぁ~?
取材班が気づいたときは遅かりし… すでに投入済みでした(^-^;
鍋がキャンプに最適なダッジオーブンだったこともあり、煮込む時間が少なくすみ、あっという間にカレーができあがりましたよ♪

お待ちかねの食事タイムです。^^
   

   
子どもたちは機敏に動きます。盛り付けがとても上手♪
おなかが空いていたのか、パクパクとカレーを口に運びます。
「バターとケチャップ最高!」ケチャップを入れるのを嫌がっていた子たちも「うまい、うまい♪」と、おかわりする子が続出!3杯食べた子もいましたよ(^^)

食事のあとは、休憩時間です。
この日のキャンプメニューには「テントを設営してみよう」というお題がありました。
カレー作りの前に、すでに館内にテントを設営していました。当初の予定では仏社地区山村広場にてテント設営するはずでしたが、アブの大群がいたため、危険ということで急遽、設営場所を変えたそうです。
   
子どもたちは、自分たちで建てたテントで、思い思いに遊んでいましたよ。

   
午後からは、まずはじめに、かつて上小阿仁村で子供会の七夕行事として行われていた「ねぶ流し」の由来について、地元の郷土歴史研究家、伊藤完市(かんいち)さんから話を聞きました。
このあと、実際に「ねぶ流し」で使う行灯(あんどん)作りに、子どもたちはチャレンジするのです!
この伝統行事が、少子化で15年ほど前からほとんどの集落で途絶えていることを気にしていた老人クラブ連合会のメンバーの方々が、何とか子供たちに伝承したいという思いがあり、今回の企画となったようです♪

   

  
講師は地元の大工さん。大人でも大変そうな釘打ち作業を、子どもたちは、あきらめずに最後まで取り組んでいました!木枠の全ての釘打ちをしたので、時間もかなり要したのですが、みんな、夢中で楽しそうでした♪見ていた取材班は、ケガをしないようにと祈る気持ちでしたが。。

木枠づくりの後は、行灯に貼り付ける和紙にそれぞれ、思い思いに絵を描きます!
       
村で、子どもたちに、七夕飾りの作り方を教えている女性が、この日も講師をしてくださいました。
講師の方が、先に見本を作りだしましたよ。絵を描いたのは社協の方、子どもたちの心を掴むデザイン⁉
 
下から見た行灯。半分、和紙が貼ってあるところに、ロウソクを立てる金具がついています!

「和紙が貼っていない側に持ち手を打ち付けた行灯を持つことになると、ロウソクの蝋が落ちてきて、手が熱くなってきて大変だった。」と、子供のころに参加したという社協の方が話してくれました。「それでも昔は、我慢比べ大会みたいな感じで、あえて、手が熱くなるほうを持ったりして、それはそれで楽しかった♪」と、当時を回顧していたのが印象的でした(^^♪ 子どもの頃には、待ち遠しい行事だったのでしょう。
   

   
「書いている絵の中に、願い事をこめてね。」「はぁ~い」
何をするのも真剣に取り組む子どもたちです。

こんな経験も、ワークショップの開催にこぎつけた、この日のスタッフや講師の方々がいたからこそ!
子どもたちは、各担当をしてくださった講師の方々に、挨拶をかかしません。「感謝の意を伝える!
当たり前のように挨拶する子どもたちから、日々、奔走している私たち大人が忘れてしまっていることを思い出させてもらったような気がしました(^-^;

「何が一番楽しかったかな?」、返ってきた答えは「自分で作ったカレーが最高、おいしかったこと!」。やはり食べ盛りは食が一番のようです(^^♪

上小阿仁村社会福祉協議会では、この先も、色々な多世代交流事業を行っていくようです。
村に賑わいを創っていく! 次回はどんな催しがあるのか、この先の賑わいづくりが楽しみですね♪

以上、北秋田郡上小阿仁村からお届けしました!

おまけ(^^♪

保健センター裏手に見える水田!
七月の大雨で、田んぼに水が入ったようですが、被害には至らなかったそう。
稲が、風になびきスクスク成長しているように見えました♪