11月19日(日)、能代市檜山地域で「檜山周遊ウォーキング」が開催されました!
檜山地域は戦国時代の大名、檜山安東氏の本拠地となった場所です。
国指定史跡の檜山安東氏城館跡(檜山城跡、大館跡、茶臼館跡、国清寺跡)を筆頭に…
江戸時代に檜山を治めた多賀谷氏ゆかりの遺跡や寺社仏閣が多く残されています。
上の写真の丘は、檜山地域センター(檜山崇徳館)から見た、多賀谷氏の居館があった場所です。
檜山の歴史に触れられるイベントが「檜山周遊ウォーキング」♪
平成20年から檜山地域まちづくり協議会が始めたイベントで、今回で19回目になります。
過去のリポートはこちら→歴史の里・檜山地域で周遊ウォーキング(2019年掲載)
「のしろ檜山周辺歴史ガイドの会」のガイドのもと、約3㎞の檜山路を歩きます。
歴史好きな方はもちろん、ウォーキング好きな方にも好評♪
この日はあいにくの悪天候だったこともあり、参加人数は少なめでしたが、元気ムラスタッフも参加してきました!
こちらは安東氏ゆかりの楞嚴院(りょうごんいん)。
柱に見事な獅子の飾りがありますが、正面を向いているのは珍しいそうです。
こちらも安東氏ゆかりの浄明寺(じょうみょうじ)。山門が県指定文化財になっています。
檜山地域は「どこを見ても「物語」がある」とガイドの方が話していました。
今回、檜山地域センター(檜山崇徳館)をスタート地点に多宝院まで歩いた道は、江戸時代の羽州街道です。
明治時代、イギリス人の紀行家、イザベラ・バードが歩いた道でもあります。
何も知らないと普通の道にしか見えませんが、多くの歴史が積み重なっているんですね。
ちなみに、檜山城址に続く急な坂は、住民のお父さんたちの中学時代の部活の練習場所だったそうです。
この坂で鍛えた脚力も皆さんの宝物ですね(^^)
目に見えない歴史も、その場でお話をきくことで、頭の中にイメージしやすくなります。
檜山周遊ウォーキングは毎年、この時期に開催されているので、興味のある方は、来年ぜひ、ご参加ください!
晩秋の檜山地域からお届けしました!