10月22日(日)、由利本荘市笹子地域の、道の駅「清水の里・鳥海郷」の特設会場で『笹子秋の恵み収穫祭』が開催されました♪笹子地域づくり実行委員会の主催です。
開始は朝の8時半!早朝は、雨が降っていたようですが、取材班が到着した頃には青空が^^
今回も、昨年に続き準備作業などのスタッフボランティアを募っていたところ、タイミングよく青森県から参加してくださる方が来てくれましたよ(^^♪ 地域の方々も大喜びで、出店者の方と共々、販売に力が入っていました。
それでは、当日の様子をお届けします!

   


開始時間前から、たくさんの方が、並んで開始を待ちわびていたそうです。
お目当ては、キャベツのたたき売り!

地元のキャベツ農家の方が栽培しているキャベツを、実行委員スタッフが安価で販売したのですが、キャベツコーナーは、開始早々、沢山の人の輪ができていたそうです。その後も次々とお客さんがきていましたよ♪昨年も大好評のこのコーナー!今年は昨今の野菜の高騰事情もあり、さらに賑わっていました。
   
数が少なくなってくると、実行委員の皆さんが、農家まで新たにキャベツを仕入れに行きます。ここは若い世代が頑張っていましたよ^^
そして、今回、ボランティアとして青森県からいらした吉田朝美さんも、キャベツ販売に勤しんでいました♪
  


吉田さんは、以前から移住について考えていて、色々と調べていたら、県の関係人口関連サイト「あきコネ」のお知らせ欄で今回のことを知り、即、応募したたそうです。^^
「秋田県は、地域の魅力発信が素晴らしいと思っていました。以前から秋田県に興味を持っていたので、タイミングよくここに参加できて良かった♪地域の方からも大歓迎されて嬉しい限りです。^^」と話されていました。

笹子の収穫祭は、山の資源が豊富なことから始まり、毎回、秋はキノコ祭りと称して開催していました。今回もメインは「キノコ」の販売です。珍しい品種が多々ありましたよ^^
●ブナハリタケ                                  ●マスタケ
   

●トビタケ(とんびまいたけ)               ●サワモダシ(ナラタケ)
  
上記の他にも、天然マイタケや原木なめこなどなど、山の資源が盛りだくさんでした。


キノコ採取に出かけているお母さんに、「山に入るとき、熊対策はどうしていますか?」と尋ねたところ、「私は笛を持って山に入るよ。頻繁に笛を吹いていればまず大丈夫!」と、慣れた様子で話していました。
また、由利本荘市内からいらしたお母さんたちは、「笹子のキノコが食べたくて毎回来るの。山菜資源が豊富でうらやましいわ。」と、興奮している様子でしたよ。そのほか、横手市や他地域からも来ている方々もいましたよ。^^

開店から一段落したところで、鳥海中学校の吹奏楽部の演奏会が始まりました!


    

   
鳥海中学校吹奏楽部はコロナ禍中、演奏する機会がぐっと減り、人前で演奏することがなくなっていたので、顧問の先生が演奏する場を探していたことと、収穫祭で、品物を販売するだけでなく、何か花を添える演出がしたかった実行委員の思惑が一致し、今回、この場での演奏会になったそうです。
「知っている人たちが沢山いる前で、演奏できるのは楽しい♪」と、部長の佐藤さんも話していました。
見つめる親御さんたちも真剣です。
楽器を運ぶのが大変な吹奏楽ですが、楽器と生徒さんを連れ親御さんたちもいらしており、若い世代にも笹子収穫祭を知っていただいたと、実行委員の皆さんも喜んでいましたよ^^

その他、秋の味覚が盛りだくさんでした^^
ほんの少しだけ、ご紹介します。
    

   

   

笹子地域づくり実行委員会の佐藤弘志会長は、「昨今、熊が怖くて山に入る方が減ってきた。それに伴い、出店団体も減少傾向にある。この先は、笹子地域だけではなく、旧鳥海町の集落にも呼びかけ、実行委員を2名ずつ選出していただき、出店団体を増やしていきたいと考えています。」と、早くも打開策に取り組んでいるようです。
地域に賑わいをもたらそうと、平成27(2015)年から始まった、キノコまつり(収穫祭)も、コロナ禍の中断を挟みましたが、今年で8年目!この先も、さらにスケールアップした収穫祭が開催されることを祈念します!

以上、集落活動コーディネーターが由利本荘市笹子地域からお届けしました♪

●おまけ

ボランティアスタッフとして参加した青森県の吉田さん。祭りの間中、沢山の方々と交流されていました。「この先も関係人口として、どんどん、地域と関わっていきたい。」と話していました。


毎回、出店している「いわな愛好会」の皆さん!
この日も大繁盛でした♪