10月18日(水)、能代市梅内地域の「馬子岱公園」で、能代市立二ツ井小学校の3年生の児童が、地域住民と一緒に、“モミジの植樹体験”を行いました!
梅内地域では、「先祖が汗を流して育んでくれた貴重な財産を、次世代にしっかり残していきたい。」と、森林の整備を行いながら活力を生み出す活動を行おうと、平成24(2012)年に「二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト」を立ち上げました。
 モミジの植樹は、地域で愛されている公園をモミジの里にし、長い時間をかけ森林(やま)を守り育てる楽しさと大切さを子どもたちに学んでもらうため、平成25(2013)年から始まり、今回が11回目の開催となりました♪

それでは、当日の様子をお届けします。


取材班が到着したときは、地域のスタッフの皆さんが、この日の作業の進行計画を念入りに打ち合わせしていました。地元の方のほか、白神森林組合の方や、あきた森づくり活動サポートセンターの森林ボランティアの方々もスタッフとして参加していました。

    

   
子どもたちが到着すると、早速、モミジの植樹についての説明が行われましたよ。
白神森林組合の方から、注意点を教えていただきました♪


この日は、ヤマモミジ、イロハモミジを15本ずつ、ハウチワカエデとイタヤカエデを10本ずつ、植栽することになっています。

   
子どもたちは6班に分かれて、それぞれの持ち場に移動しました。
楽しみにしていたのか、足取りが軽やかでしたよ。^^

  

   

  
苗木を持つ人、スコップを持つ人、シャベルを持つ人と役割を決めていましたが、
作業が進んでいくと、もうおかまいなしで、子どもたちは、役割も気にせず楽しそうにどんどん植樹を進めていきましたよ♪

   
穴を掘っていくと、土の中からいろいろな物が出てきます(^^♪
イモムシやかたつむりの抜け殻などなど。そんなことでも子どもたちは大喜びでした!

   

    
「次はだあれ?順番にやろうね。」、「普段から、おばあちゃんの花植え手伝ってるから余裕だよ♪」
などと、慣れてきたらたくさんの会話もでてきました。

   
なかには、斜面の途中の足場が悪いところでも、頑張っている子も!
それぞれが、自分の役割を果たそうと真剣に取り組んでいましたよ。^^



   
全ての班が、ほぼ作業を終え、最後に子どもたちが自分で植樹したところに、名前を書いていきました。これは、今回からの初の取組です。
モミジやカエデが成長するのには、10年以上かかるとか。子どもたちが年を経て、自分が植栽した樹の成長した様子を見に来たときに、すぐにわかるようにとスタッフの配慮です。

過去に植樹された樹です。大きくなっていますね♪

宝の森林(やま)プロジェクトでは、二ツ井小学校の児童と年に3回、山の体験を実施しています。この日は、最後の3回目。過去の2回では、原木しいたけや、なめこの植菌と、杉の枝打ちを行いました。
このような活動で、少しでも子どもたちにふるさとへの愛着を持ってもらいたいと願っています!

ここで一旦、記念撮影♪


植樹のあとは、春に植菌した原木しいたけのその後の様子や、地域で育てている菌床まいたけの成長具合を見てもらおうと、公園をあとにしましたよ。
 

   
馬子岱公園から少し離れた杉林に到着しました。ここに菌床まいたけの菌床や、原木しいたけの原木が置かれています。



   
まいたけは、ちらほらと大きくなってきているものもあり、子どもたちは興奮していました。
しいたけは、この夏の猛暑のため成長が少し遅れているとのことで、見ることができず残念(^-^;

最後に班の代表の児童がそれぞれ、この日の感想を述べました♪
   
「初めて樹を植えました。土を掘るのも、踏むのもむずかしかった。いろんな事を頑張っている地域の人はすごいと思った。」や「イロハモミジが一番きれいだった。高校生になったら見に行きたい。」などなど。
お返しに、地域の方からは、「自分の名前を書いてもらったのは今回が初めてです。大きくなったらぜひ、家族の方々と一緒に成長したモミジやカエデを見に来てくださいね」と締めていただきました。
わずかな時間でしたが子どもたちは、この日、貴重な体験ができたようです。


梅内地域の『宝の森林(やま)プロジェクト』!
二ツ井小学校との交流は、この先もまだまだ続いていくようです^^
来年も、笑顔いっぱいの子どもたちが、地域の財産である森林(やま)に来てくれることと思います(^^♪

以上、集落活動コーディネーターが能代市梅内地域からお届けしました!

●おまけ

地域名のロゴが入ったジャンパーを新調したようです。

    

馬子岱公園の敷地内にまとめられている「」!
近くにいると、木の柔らかな香りがいっぱいに広がっています。^^