8月2日(水)、由利本荘市笹子地域の笹子公民館で、地元で“山の神様”と呼ばれている山内さん(写真右)、通称“山さん”を講師に、山菜料理教室が開催されました♪
テーマの食材は”夏の山菜の王様”とも言われる「ミズ」!
取材班も数々の「ミズ」料理を堪能してきましたよ(^^
参加した皆さんの、和気あいあいとした雰囲気がとても印象的でした(^^♪
それでは、当日の様子をお届けします!
主催は、笹子地域づくり実行委員会!
山さんが一声かけると、すぐに人々が集まるそうです。今回も山さんが、ミズを大量に採取したので急遽、決まったそうですよ(^-^;
取材班が到着したときは、すでにミズの皮むきが始まっていました。献立表を拝見したら、複数のメニューが。。
なるほど、講習時間が2時間という長さに納得です!
こちらは、ミズの根っこの部分。土を落として、この部分で“ミズのたたき”を作るそうです。
土を落した根っこの部分は、熱湯で茹でてから、熱いうちにまな板の上で、細かく切って包丁でたたきます!「文明の力を借りてミキサーでやったことがあるが、シャキシャキ感がなくなり、食感が悪いんだよ。」
ネバリを出すために、コツがあるようで山さんの指導が入りましたよ♪
出来上がりは、こんな感じ♪
見た目は、海藻のギバサをたたいたような感じです。これにお味噌をあえたものをこちらでは、“ミズのたたき”として食すそうです。お酒のあてには最高とか♪
これと同時進行で、他の方々は食材を炒めたり、切ったり、茹でたりと、意見交換しながら手を動かしていましたよ。
そして、この日のメインメニューである「クジラ汁」に取り掛かりました。^^
笹子では「クジラかやき」と呼ばれています。秋田の夏の郷土料理とも言われていますね。
かつては、さなぶりの豊作祈願と、田植えで疲れた体のカロリー補給のため食されていたようです。
笹子では、塩クジラとミズがメイン、これにサバ水煮缶を入れてまろやかにするそう。味付けはみそ仕立てです。
さらに、汁物がもう一品!連日、真夏日が続く今にぴったりな「冷や汁」です♪
言葉の通り、冷たいみそ汁です。冷たいお水にさらに氷をいれ、これまた水で溶いた味噌を投入していました。
具材は、地域によって様々なようですが、笹子では、きゅうり(塩もみはしない)、たたいた梅干しと赤しそ、そしてやはり「ミズ」!
本当に「ミズ」づくしの料理教室でしたよ(^^♪
お待ちかねの試食タイムです♪ 皆さん、車を運転して会場にいらしてるので、お茶で乾杯!
取材班も、ごちそうになりました(^^♪
「ミズ」を使ったフルコースのようなごちそうでした!冷や汁は、思った以上にだしが効いてて、火照った体を冷やしてくれる抜群の汁でしたよ。どれもとても美味しかったです(^^♪ 笹子の皆さん、ありがとうございました!
途中、笹子地域づくり実行委員会の佐藤会長から、参加していた皆さんに、今年度のニッセイ財団「生き生きシニア活動顕彰」に採択された報告がありました。高齢者による地域づくり活動部門でその活動が顕彰されたのです。
皆さん、一斉に「おぉ~ほんとにぃ⁉」、会長は満面の笑みです(^^)
最後に皆さんで記念撮影!
「初めて山菜料理教室を開催したとき、好評だったんだ。こんなに山菜が豊富なところなのに、今は、採りにいく人が減った。山菜のおろし方も作り方も知らない人が増えてきたので、周りからぜひ、料理教室を開いてほしい!という声が多くなったんだな。こうして皆で集まりワイワイやるのが、地域の活力の一番の元だからなあ。俺はこれからもどんどん続けるよ^^」と山さんは言います。
佐藤会長もこういう機会を増やしていきたいと考えているようです。
次回は、これまた珍品、「トンビマイタケ」の料理教室を開催する予定とか。
楽しみですね(^^♪
おまけ(^^♪
「山ぶどう」から果汁を絞り出し、お水で割って砂糖で味付けした飲み物です。
酸味がきいてて、夏にはもってこいのものでしたよ。
採れたての、ミニトマトとアスパラガス!
少し標高が高い笹子地域は、朝晩と日中の温度差があるので、アスパラガスには甘みがあり、とても美味しいです。ミニトマトもフルーティでしたよ♪
以上、由利本荘市笹子地域からお届けしました♪