3月2日、湯沢市小野地域の泉沢集落にお邪魔しました!
この日はしんしんと雪が降り積もっていましたよ。
それでも例年と比べると積雪量は少ないと、住民の皆さん話していました。
この日、行われた「大般若」の様子をご紹介します♪

   
町内会館には、住民の皆さんが集まっています!
2012年のリポートでもご紹介しましたが、この行事は大般若経を読んで集落の家内安全、子孫繁栄などを祈願するものです。


この行事は、はっきりした記録はわかりませんが、少なくとも明治時代から続く泉沢集落の恒例行事で、旧暦の1月24日に行っています。
詳細は元気ムラサイトの記事をご覧ください!
泉沢集落の大般若


さて、お坊さんの読経が終わりに近づくと、今まで静かにしていた住民の皆さんが、カバンやポケットから何かを取り出し、お坊さんに向けて投げ始めました!


投げているのはお賽銭!
なぜ、お賽銭をお坊さんに投げ始めたのかは、分からないそうですが、一人が投げ始めると、どんどんお賽銭を投げ始めます。
昔はお坊さんに当たると「縁起がいい」とのことで、もっと遠慮なくなげつけていたとか⁉面白いですね~(^-^;

    
読経終了後、お礼とお米をいただきます。
お米は自宅で炊いて食べるといいそうです♪

   
大般若終了後は、お坊さんを囲んでの直会♪
右の写真はサバの水煮を使った「缶詰汁」!
読経中、1階からサバの美味しそうな香りが2回にあがってきて、たまりませんでした(^-^;
サバの水煮、豆腐、ネギ、キノコをお醤油ベースでつくった、シンプルなおすましです。「味噌たまり」を使うこともあるそうです♪

お肉などが手に入りにくかった大正時代、お坊さんをもてなそうと、地域の女性が考えたお料理、という説もあるそうです。現在も恒例料理として行事に登場しています。


集落のお母さんが作った枝豆の寒天も美味しかったです♪

泉沢集落から集落活動コーディネーターがお届けしました!(^^)