お漬物が、まるでフランス料理(!?)のよう~♪
ということで今回は、8月24日、鹿角市・三ツ矢沢地域で行われた
「漬物食べくらべ交流会」の様子をお届けします。
会場はおなじみ三ツ矢沢・中新田集落にある「三ツ矢沢自治会館」。
会館に向かう途中、下新田集落の前を通るとフラワーロード(写真・左)が出迎えてくれました。
中新田にある三ツ矢沢自治会館の前の花壇(写真・右)と共にきれいに整備されています。
会館に入ると、お母さんたちがお漬物を持ち寄っていました。
今回のワークショップは、鹿角市の地域力再生支援事業の一環で行われ、
集落の特産品の一つとして、将来的に商品化できるお漬物を検討します。
では、集まったお漬物をご紹介していきましょう。
糸カボチャ(左)、ゴーヤの黒砂糖漬け(右)
トマト、茄子(左)、さわもだし(右)
おなじみのミズ(左)もあれば、キャベツの重ね漬け(右)なんて、手間暇かかる漬物も!
こちらは「フキの味噌漬け」。天日干ししたフキを使用しています。
こちらは「ナッツ」。
材料はキャベツ、菊、さわもだし、イカの塩辛などを使います。
「納豆のように粘ることが由来では?」と集落の女性が教えてくれました。
北秋田市の根子集落でも同名の「ナッツ」がありますが、材料や作り方が異なるのが面白いところです。
……もっとも、両集落のナッツ、共通してお酒にぴったりなのは確実です!
お酒進みますよ~。
こちらは「粉なます」(写真・右)
秋田県内ではおなじみの「米粉」を使った伝統スイーツで、
同名の郷土料理が由利本荘市の赤田に伝わっています。
五城目町、三種町、仙北市では「あさづけ」、
県南の平鹿、雄勝エリアになると「こざき練り」の名称が馴染みやすいと思います。
鹿角と由利本荘、遠く離れた場所の料理名が同じというのが面白いですね。
この他にも、ミズ、ミョウガ、トマト、茄子、大根といった野菜、山菜類を活かした漬物が20種類近く集まりました。
今も食べるもののほか、昔食べていた味を思い出しながら三ツ矢沢の女性たちが作って持ち寄ってくれました。
1品1品、丁寧で上品な味わい♪
お漬物のバリエーションの豊富さは、三ツ矢沢の人々の暮らしの知恵の現れでもありますね。
今回のワークショップのお漬物は検討段階でしたが、
今後も地域のお宝として、これらの「味」が残っていってほしいです。
三ツ矢沢地域から広域連携推進員のリポートでした!