2月25日(土)、大仙市小神成地域の田ノ尻集落で
「雪中田植え」「紙風船あげ」「天筆焼き」などの小正月行事が行われました!
午前中の天筆づくりの様子です。
スギの木に稲藁をまきつけた「天筆(てんぴつ)」。
スギの木に稲藁をまきつけた「天筆(てんぴつ)」。
「天筆」は「かまくら」とも呼ぶそうです。大きいですね~。
こちらは雪中田植えの会場準備。
完成すると、こんな感じです。
綺麗な雪の田んぼができあがりました。夜の本番を待ちます(^^)
雪中田植えが始まりました。
田んぼに型をつけて、稲藁、豆がらを植えていきます。
「ねえ?これ、競争じゃないよね?」
「オリンピックじゃね~から!、競わなくていい~!」
「さぁ~最終コーナーきたど!(笑)」と、和やかな会話が飛び交いながらも…
無事に植え終わりました!
無事に植え終わりました!
続いて紙風船あげ。
紙風船は4~5日かけて住民の皆さんが制作したもので、
制作に関わった子供たちの名前を書くのが恒例です♪
「○○さん、風船づくり、毎日きてくれてありがとう」と
書かれた紙風船もありました。
「○○さん、風船づくり、毎日きてくれてありがとう」と
書かれた紙風船もありました。
ガスバーナーで空気を入れて膨らませていきます。
昔は火玉をつけて飛ばしたそうですが、
最近は危険を考慮し、ペンライトをつけています。
とんでいきましたー!
飛んでいった紙風船は田んぼなどに落ちているそうで、
後日、田んぼの所有者の方が届けてくれるそうです(^^)
最後は天筆焼き。
天筆に火をつける人と、つけさせまいとする攻防が昔からの風習です。
この時、五色の和紙を張りあわせた短冊を
稲藁の天筆の火で燃やします。
短冊には「五穀豊穣」など、住民の方の願いごとが書かれ、
天筆の火で燃やすことで、願いごとを天に届けるといわれています。
稲藁の天筆の火で燃やします。
短冊には「五穀豊穣」など、住民の方の願いごとが書かれ、
天筆の火で燃やすことで、願いごとを天に届けるといわれています。
かつて、田ノ尻集落の青年会では
(た)楽しく、(の)のんびり、
(し)信頼しあって、(り)リラックス
……と、「田ノ尻」の名前をもじったキャッチフレーズを使っていたそうです。
(た)楽しく、(の)のんびり、
(し)信頼しあって、(り)リラックス
……と、「田ノ尻」の名前をもじったキャッチフレーズを使っていたそうです。
みんなで続けていくために、楽しむことを忘れない。
田ノ尻の集落行事は、住民の皆さんが「楽しむ」ための行事でした。
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あきた元気ムラのnoteにも記事をアップしたのでご覧ください。
小神成地域からお届けしました!