仙北市白岩地域では、江戸時代から伝わる陶器「白岩焼」が創られています。
住民有志で結成した「白岩焼陶芸組合」の皆さんは、平成25(2013)年に、使わなくなった駐在所跡を「白岩焼陶芸塾」としてリニューアルオープンし、白岩焼の技術向上に励み、令和元(2019)年からは「白岩焼」の陶芸教室も開催しています♪
その制作現場に、先日、お邪魔して来ましたよ。^^

●白岩焼
江戸時代から白岩地域で生産されてきた陶器ですが、明治時代の陸羽地震、大量通貨経済、自家用酒の醸造禁止等の社会変化に対応できず、ほとんどの窯が倒壊し、一度は途絶えた白岩焼ですが、復興しようという人々の努力により、現在も制作を続けている窯元(和兵衛窯)があります。
※白岩焼の詳細はこちら→白岩焼(元気ムラ応援サイト)

      
材料となる、粘土は地域の田んぼから堀った“土”ですが、採取した時点でほぼ粘土状になっています。
    
右上の写真は、採取した土の空気を抜く機械だそうです。
これを2、3回繰り返し行わないと、質の良い白岩焼ができないそうです。

   


「白岩焼陶芸組合」の皆さんは、ろくろを回す手つきも慣れたもの。
会員の方曰く、『やってみると意外と簡単で楽しいわよ♪』
皆さん陶芸歴が長いということもあり、慣れた手つきでろくろを回していましたよ(^^♪



自分のオリジナルの形になったら、土台の完成!


その後は、自然乾燥に入ります。土の色が白っぽく
なるまでかなりの時間を要します。
色が変化したら、一旦、素焼きをしてその後、釉薬を塗り、最後に本焼きします!


地の茶色と美しい海鼠釉(なまこゆう)の青色が特徴の白岩焼♪


白岩地域では平成27(2015)年からオーストラリア国立大学の短期留学生と交流を続けてきました。白岩陶芸組合では、留学生に向けての陶芸体験教室も開催してきました。コロナ禍でここ何年か中断していましたが、今年は2月5日にこれが復活♪たくさんの留学生が訪れたそうですよ。
会員の皆さんも「久しぶりに賑わって楽しい体験教室になった。^^」
と喜んでいました。

   


陶芸に興味がある方は、ぜひ、「白岩焼陶芸塾」で陶芸体験してみてはいかがでしょうか(^^♪
●お問い合わせ:090-6250-1783(白岩焼陶芸組合:千葉)

おまけ(^^

取材した日は、地吹雪が舞う、まだ真冬のような白岩地域でした。

以上、仙北市白岩地域からお届けしました!