12月8日(火)、横手市福島地域の「病焼き」にお邪魔しました。^^
病焼きは、その字のごとく、「病(やまい)」を焼いて流すこと!焼き餅を作り、そのうちの一つをまっ黒に焦がして川に流すことで、厄払いをする行事です。現在、福島地域では“焼き餅を食べて無病息災を祈る”に変化してきているようです。
当日の様子をご紹介します♪
この日は、地域の会館に住民の皆さんが集まりました。^^
もち米で作った餅をいったん広げ、中にあんこを詰めてきれいな丸い形にします。あんこはきちんと分量を決めて入れています。皆さん、毎年のことなので、とても手際よく作業していました(^^♪ 白いまぁ~るい形のお餅を見ているだけでも、なんだかつまみたくなる気分になりました。
ホットプレートで焼いたら、焼き餅(おやき)の完成です!この日は120個ほど作りました。
できた焼き餅は、一個一個袋に詰めて、福島地域14世帯に配布します。(*^^*)
昔は、各家々でこの日に餅を焼いていたそうですが、高齢化が進み個人で行うのは大変になってきたことから、3年前から地域で住民が集まり病焼きを行っているそうです。
作業が全て終了したら、皆でテーブルを囲み、お茶っこです♪ 出来立てアツアツの焼き餅を食べながら話がはずみ、笑い声が絶えません。^^
「今年はコロナのせいでどこにも行けないし、な~んもなかった!だから今日こうして皆で集まると思ったら楽しみで楽しみで夕べ、寝られなかったよお」と写真下の左側のお母さん。右側のお母さんは、「毎年、枝豆栽培してるけど、来年は枝豆やれるかなぁと心配してたけど、この餅たくさん食べたら元気が出てきたよ♪」と話してくれました。
地域で集まる機会が減少している昨今、一つの伝統行事で集まれることは、コロナ禍のご時世でも地域のために必要なのかなと改めて実感した福島地域の「病焼き」でした(^^♪
おまけ(^^)
地域を流れる川です。実際、ここに焼き餅を流す方もまだいるそうですよ。
病焼きは、横手市を含む県南地域の無病息災を祈る行事! この日はテレビの取材もありました(^^♪
以上、横手市福島地域からお届けしました!