9月16日(日)、藤里町の米田地域に「根城豊作相撲」を見に行ってきました。
前・後編の2編にわたってリポートします!
会場は旧米田小学校グラウンドです。
8:30に到着すると、見事な青空に「根城豊作相撲」の幟(のぼり)が
気持ち良く棚引いていました。
この日は藤里町の各地区で運動会が開催されていました。が!米田だけは「相撲」なのです!
作物の豊作を神様に感謝する事を目的とした「根城豊作相撲」、
明治35年(1902)頃から続く、米田を代表する伝統行事が始まりました。
米田では、相撲の前は「盆踊り」や「ささら(獅子踊り)」を行っていたといいます。
当時使っていた「ささら」の獅子頭が会場の本部に奉られていました。
獅子頭の前に置かれているのは「八幡弊(はちまんぺい)」と呼ばれる大きな御弊です。
八幡弊は米田の男たちの「誇り」、相撲のシンボルです。
行事のクライマックスで登場するのでお忘れなく!
9時過ぎ、太鼓の音が鳴り響く中、「土俵入り」が始まりました。
小さな男の子たちも凛々しい顔つきになっています!
18歳~28歳の米田の青年で作る「根城青年団」と「OB会」が中心となり
「三役揃い踏み」を行います。
この後、「初切(しょっきり)」「親子相撲」「個人戦」「分団対抗戦」など
様々な競技相撲が行われていきます。
こちらは親子相撲。
一生懸命な男の子と、嬉しそうなお父さんの表情がいいですね~。
こちらは、米田幼稚園跡に平成22年オープンしたアルビオン研究所の遠藤さん親子です。
アルビオン研究所の皆さんも応援に駆けつけていました!
司会進行を務めるのは地元の人々から「名司会」! と言われる加藤秀男さん。
「おせおせおせおせ~!」「◎◎がんばれ!」
「あれ?どっち勝ったけ?◎◎くん?」などなど。
加藤さんの名司会ぶりは、ぜひ現地で聞いて欲しいです。
おや、観客と一緒に行司さんが一休みしています。
根城豊作相撲は夕方まで行われるので行司さんも交代で休憩します。
↑こちらの行司は米田地区活動推進協議会の小山さん。
今回が行司デビューだそうです。
「◎◎~ 46歳!」
「◎◎◎~ 44歳!」と名前と一緒に年齢も叫ぶと、関取・観衆共に大爆笑!
司会の加藤さんも「46歳と44歳と対決!(笑)」と大喜び。
デビューと思えない名行司っぷりでした。
ちなみに名前を紹介している間に、帯ひもを引っ張られてしまいました。
自分で衣装を直せないので手伝ってもらいます。
行司のしぐさを見るのも面白いです。
その他にも、猫だましをする人や、ユニークなポーズをとり土俵入りする人も!
真剣な取り組みもあれば、このように観客を笑わせるところも根城豊作相撲の魅力です。
日差しの変化で、時間の経過を感じとっていただけたでしょうか?
午後を過ぎても興奮冷めやらず! 根城豊作相撲リポートは後編に続きます!