今回は元気ムラ初登場!三種町鵜川地域からリポートします!
8月6日(水)三種町鵜川地域大曲町内会の「大曲盆踊り」の練習の様子を取材してきました。
練習風景

大曲盆踊りは古くからこの地域で親しまれてきました。
その起源は定かではないほど…
この地域で育った皆さんは笛と太鼓のメロディを聞いたとたんに
思わず体が動き出してしまうとおっしゃっていました。
それだけ地域の皆さんの楽しみだったということですね!

しかし、この鵜川地域の大曲盆踊り、かつては大規模で行われていたにも関わらず
徐々に衰退し平成15年頃から一時的にその伝統が途絶えてしまったのです。
そこで立ち上がったのが「大曲盆踊り有志の会」!

なんとか大曲盆踊りを復活させたい、という強い思いを持つ人々が集結!
平成20年頃に見事復活を果たしました。

まだ最盛期の規模までとはいかないようですが、
復活を遂げてから年々規模が大きくなり、
なんと、平成25年の盆踊りでは延べ150人が参加するほどの大きな盆踊りとなりました!
すごい規模ですね!

こちらは本番で使用する太鼓! 大きい!!
人の大きさと比較すると大きさがわかります。

そして大曲盆踊りの曲目はこちらの5曲。
曲名

曲名の由来は、それぞれの踊りの最後の振り付けに由来するようです。
例えば、1番は「ばんざいな」の振り付けで終わります。

5番の「さんかち」は、祭りの最後に踊られる曲。
子供たちの踊りの時間が終わって、大人の時間になってから踊る、
色っぽい大人の曲なんだそうですよ~!
例えば、「どんな手を使ってでもあの娘が欲しい!」
などという歌詞を、秋田弁の早口言葉にして言ってしまうんだそうです(笑)
よーく耳を澄まして聞かないとわからない、わかってしまうと恥ずかしい、
そんな曲なんだそうですよ!

しかし、その歌詞を歌える人もいなくなってしまい、
今は笛と太鼓だけになってしまいました。
んー、残念!是非、「さんかち」の歌を聞いてみたかったです~!

さて、そもそも、なぜわざわざ盆踊りの練習をしているのでしょう~?

その答えは、ずばり!!

伝統の
笛1

継承

笛2

この地域で生まれ育ったものの、盆踊りが下火になってからの世代、
もしくは、この地域にお嫁にきた若いお母さんたちは、
大曲盆踊りを知らない人も多いようです。
そこで、祭りの一ヶ月ほど前から週に一回集まって
踊りや演奏の練習をし、きれいな踊りを守るとともに、確実に後継者を育てています!

さらに、この週一回の練習ではお楽しみがあります。

練習の後の、「まず一杯!」
世代を超えた交流の場にもなり、地域のつながりづくりができました。
毎週こうして集まって体を動かして一杯! とっても楽しそうですね~♪

この盆踊りの練習を通して仲を深めたお母さんたちのグループは
10人でおそろいの浴衣や帯を買いお祭りを楽しみにしています!
お母さんのひとりが、「この盆踊りの練習で若い世代と交流して若返った気持ちになるわ~」とおっしゃっていました。
たしかに、お母さんたちはみんな若々しくて、楽しそうでした!

地域のお祭りは住民の元気や活気の源になるんですね!

大曲盆踊りの本番は8月16日(土)
大曲コミュニティセンターにて開催されます☆
皆さんの気合いの入り方から今年のお祭りはきっと
さらに盛大なものになるんだろうな~とわくわくしました!

以上、インターンシップ中の「さとちゃん」がお送りしました!