8月16日、三種町鵜川地域の大曲町内会にお邪魔しました。
当日に行われた「大曲盆踊り」の様子をご紹介します!
会場は国道7号沿いにある「大曲コミュニティセンター」。
8月6日に盆踊りの練習を取材させてもらいましたが今度は本番です。
こちらが盆踊りに使う太鼓です。
2つの太鼓を4人がかりで叩くんですが、大きいですね~!
昭和56年に、当時の青年会が太鼓を修復した際、
修復を担当した業者さんが
「(盆踊りの太鼓で)こんなに大きいのは県内で見たことない」と
言ったそうですよ。
18時30分頃になると親子連れが徐々に集まってきます。
お囃子の太鼓、笛を担当する皆さんが音合わせをしている内に
いつのまにか「子供の部」がスタート!
19時を過ぎると、浴衣姿の大人も集まってきました!
太鼓のまわりを囲む「人の輪」が、どんどん大きくなっていきます。
いつのまにか30人近い人数になっていました。
大曲盆踊りは、住民の皆さん曰く
「八郎潟町の一日市の盆踊りの流れではないか?」とのこと。
優雅で色っぽいのが特徴です。
鉢巻姿のお父さんも、踊り手にうまくからみます。
タオルの巻き方が「粋」でいい感じですね~♪
大曲盆踊りの演目は5つ。
太鼓の縁を叩き始めると、演目「さんかち」の合図。
「さんかち」は最後の曲ということで、
盆踊りが終わりに近づいていることが分かるのです。
笛の吹き手の皆さんは交代しながら演奏します。
交代しながらでも手が痙攣しそうになってしまうとか!
太鼓のお父さんは中学生の頃から叩きはじめた、この道のベテラン♪
「大曲の盆踊りは、太鼓が踊りと笛を引っ張っていくんだよ」と
教えてくれました。
●子供たちのスナップ集
子供たちの浴衣が華やかで、祭りを彩る花となっていました。
やはり子供たちの笑顔が溢れている風景というのはいいですね。
大曲盆踊りを主催する「有志の会」の会長を務める三浦金勝さん。
自身も太鼓の叩き手として、祭りを盛り上げます。
三浦さんは地元の湖北小学校でのクラブ活動でも
太鼓や笛の指導を行っています。
「学校で練習している子供たちが叩いているのを見ると
なんともいえないものがあって嬉しい」「人生楽しくなるよ」と、
嬉しそうに話してくださいました。
21時過ぎたあたりで、盆踊りも終わりますが、
コンテストや抽選発表など、現場はまだまだ盛り上がっています。
祭りの実行委員長を務めた成田さん(右写真・右)も
「昨年より人数が多い。地元の人がたくさん参加してくれた」と
嬉しそうでした。
今回の盆踊りには、Uターンで三種町に戻ってきた男性や、
大曲地区出身で、男鹿市に嫁いだ女性などの姿もありました。
「大曲出身の友人と、毎年遊びに来てるの。
練習しなくても、体が覚えてるからすぐ踊れるのよ」と
話していましたよ。
大曲盆踊りは、平成15年頃に中断しましたが、
平成20年に地元「有志の会」の皆さんにより復活し、現在に至ります。
老若男女問わず、皆が楽しめる大曲の盆踊り。
今後も続いていくことでしょう。
広域連携推進員のリポートでした!