7月28日(金)、秋田県正庁にて、ニッセイ財団の「平成29年度 生き生きシニア活動顕彰」の贈呈式を開催し、その中で南沢地域と落合地域が表彰を受けました!

表彰 南沢と落合の皆さん

●上小阿仁村・南沢地域(写真左側)と五城目町・落合地域の皆さん

この度の事業を行っている「日本生命財団(ニッセイ財団)」は、「日本生命保険相互会社」が創業90周年を迎えた際、昭和54年(1979年)7月に設立されました。
「人間性・文化性あふれる真に豊かな社会の建設に資すること」を目的として、「児童・少年の健全育成助成」「高齢社会助成」「環境問題研究助成」など、様々な分野において助成事業を行っています。財団設立より、全国の活動団体の助成活動を行い、現在、累計で14,832団体の活動を応援しています。
今回は「児童・少年の健全育成」と、高齢社会助成の分野である「生き生きシニア活動顕彰」について第39回となる贈呈式が行われました!

表彰を受けた皆さん

「児童・少年の健全育成」については4団体が、「生き生きシニア活動顕彰」については南沢地域と落合地域を含む6団体が表彰を受けました。

●上小阿仁村・南沢地域

表彰 南沢地域  懇談会 南沢地域

●表彰を受ける南沢部落会 伊藤信義会長 ●表彰後の懇談会で活動について話す伊藤会長

南沢地域は「GB(じっちゃん・ばっちゃん)ビジネス」の事業の中で、首都圏へ栗やクルミの出荷を行っています。
地域には4ヘクタールにも及ぶ栗林があり、道すがらにクルミの木もたくさん生えているのだそうです。
はじめは、「栗を活用した活性化はどこの地域でもやっている」と気後れしていましたが、「今できることをやる。やめたいときはやめてもいい。」「無理をしない」という心持ちで、出荷へと踏み切りました。
活動を始めると、「散歩の途中に拾ってきたよ」とおばあちゃんたちが袋にどっさりとクルミを拾ってきてくれたり、お母さんたちの横の繋がりが広がったりと、活動を通して、地域内に活気が出始めてきました!

●五城目町・落合地域

表彰 落合地域  懇談会 落合

●表彰を受ける落合町内会 伊藤敏美会長 ●表彰後の懇談会で活動について話す伊藤会長

落合地域の有志でつくる「落合鶴亀漫芸一座」を結成するきっかけとなったのは、平成21年度に県、五城目町、国際教養大学が行った「明るさ・希望調査」でした。調査結果を踏まえ、地域資源を見直そうとワークショップを開催し、話し合いの結果、地域の宝物は「人材」だという答えに辿り着きました。その後、地域住民が持つ特技や趣味などを加えた地域オリジナルの「一人一役マップ」を作り、漫芸や手品、民謡などを得意とする方々が集まり、一座が結成されました。
地域行事のほか、他地域のイベントからもお呼びがかかり、地域内外に活気を生み出す活動を行っています!

地域の活性化のために行われてきた活動が、このような形で光を浴びるのは嬉しいことですね!
今回表彰を受けられた皆様、本当におめでとうございます!

以上、各団体それぞれの活動が輝き合う贈呈式の様子を集落活動コーディネーターがお届けしました!