8月6日(日)、北秋田市・浦田地域で「ねぶ流し」行事が行われました!
浦田地域のねぶ流し行事は、浦田若勢会が主体となって継承しています。
行事がいつ頃から行われているかは定かではありませんが、明治年間以前には行われていたと伝わっています。
当日、浦田地域に到着すると、家の玄関先で木を重ねてかがり火を焚いているところに遭遇しました!
地域の方によると、かがり火を焚くのは8月の6日、7日、そして13日~20日までの期間で、ご先祖様を迎え入れたり、送り出したりする意味があるそうです。
かがり火を焚く日や、木の重ね方などは各家庭によって違い、重ねる形は次の写真のように四角形と三角形があります。
かがり火を撮影させてもらったお宅では「嫁いできたときに教えてもらった」というお話があり、地域で大切に受け継がれている風習なのだなあ、と感じました。
「ねぶ流し」は浦田地域の「原昌寺」から「浦田神社」、「浦田橋」を経由し、「桂瀬駅」まで行列を作って練り歩きます。
行列を作るのは、浦田地域の10町内と若勢会。
それぞれが1基ずつの絵灯籠を出し、合わせて11基が浦田地域の夏を彩ります。
先頭を切るのは若勢会。そのあとに演奏者が続き、1班から順に並びます。
※写真をクリックすると、大きく表示されますので、ぜひご覧ください。
●若勢会 ●1班
●2班 ●3班
●4班 ●5班
●6班 ●7班
●8班 ●9班
●10班 ●演奏者の皆さん
絵灯籠の形や大きさに決まりはなく、それぞれの町内の特色が出ていますね!
かつて、浦田地域のねぶ流し行事は小さな絵灯籠を持ち、行列を作って練り歩きをしていました。
浦田地域で大きな絵灯籠を作ったのは20数年前のことで、それ以降、修繕などを施しながら各町内で大切に継承されています。
ねぶ流し行事は先祖供養の行事。
周辺の地域でも、絵灯籠を出している地域があり、浦田橋から望むことができる大渕地域では、阿仁川沿いに灯籠を灯していました。
「昔は灯籠流しをしたもんだよ」大渕地域の灯籠を見ながら、浦田地域の方が話してくれました。
練り歩きの後には、若勢会から子供たちにアイスのプレゼント♪
大きな絵灯籠を一生懸命引っ張って、頑張ってました!
頑張った後のアイスはきっと格別だったはず♪
幻想的な風景を地域に生み出す「ねぶ流し」行事は、先祖供養を意味する大切な行事です!
以上、北秋田市・浦田地域からお届けしました!