にかほ市の横岡地域では、平成22年から自治会便り(月1回)を発行しています。
4月発行分で「99号」になりました! 今年の冬から春にかけての
横岡地域の活動を自治会便りからご紹介します(^^)
横岡稲倉そば生産組合(代表:齋藤喜久男さん)が、
日頃の自治会への感謝と地域の賑わい創出を目的に、
「そば打ち体験」を開催しました!(2年目になるそうです)
11月からポスターを作って、住民に参加を呼び掛けると、
「昨年のそばがおいしかった」
「そば打ちが楽しかった」と、リピーターの住民が多数参加してくれました!
横岡産のそば粉を使った「そば打ち体験」には、約80名が参加!
先生役の齋藤さんが、作り方を説明していると、小さい子が「上手だね!」(^^)
周りから大きな笑いの輪が広がったそうです♪
自治会便りには「稲倉そばファンが少しづつ増えているように感じました。
参加者も大満足の様子で、年越しには自分で打った風味豊かなそばを、
喜んで食べていただけたと思います」と締めくくられています。
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●平成30年1月11日 上郷の小正月行事
横岡の正月の準備は、秋の稲わらの収集から始まります。
年の暮れの「しめ縄ない」、1月2日の「ノサ作り」と奉納、
1月11日の「サエの神(才の神)」の小屋建てに使うため、
秋に収集した稲わらは大切に保存しています。
横岡で「サエの神」と呼んでいる行事は、
平成10年に、国の重要無形民族文化財に指定された「上郷の小正月行事」のこと。
農作業の機械化が進み、稲わらを収穫するのは大変な作業ですが、
毎年、この行事のために、地域で稲わらを確保しているんですね。
上の写真は、住民の方が奉納する「サエの神」の御神体。
上郷の小正月行事は「サエの神」「鳥追い」」「餅もらい」など
複数の行事を子供たちが行うのが特徴で、「サエの神」は子孫繁栄、
「鳥追い」と「餅もらい」は豊作祈願を目的に行われます。
上の写真は今年の「餅もらい」。
この時期には珍しく雨の中で行われ大変だったそうです。
昔の子供の服装といえば、アノラック、ゴム靴に軍手。
住民からもらう餅を入れる袋は、ふすま袋(家畜の餌を入れる大きな布製の袋)を
引きずるように持ち歩いていましたが、
現在は、カラフルで暖かそうなウエアに身を包み、
ふすま袋はリュックに変わり、もらう餅もお菓子・ラーメンなどになりました♪
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●2月6日、7日 石持ち占いと初午(はつうま)行事
この日は、午後6時から、正一位稲荷神社で「石持ち占い」。
まず、子供たちが、神主役を先頭に座り、二礼二拍手一礼で
五穀豊穣、家内安全を祈念し、ご祈祷の獅子舞の奉納を行います。
「太鼓、ジャガ、横笛の軽快なリズムに合わせた立派な舞いでした。
参拝している大先輩方も“うまい!” “上手!”と褒めていました」。
獅子舞が終わると、当番が準備した
おでん、赤飯、漬物などを板テーブルに並べて酒飲みが始まります。
程よくお酒が進んでから、雄と雌のキツネ様と2つの石を取り出し、
キツネ様を参拝者の前を順番で廻しながら、
キツネの絵柄が書かれた二つの大杯でお神酒を頂きます。
その後、「男石」「女石」と呼ばれるツルツルの平たい石を、
片手だけで持ち上げることで、豊作を占います。
(※男石は4㎏、女石は3㎏の重さ!)
腕を震わせながら持ち上げると、
周囲から「上作(じょうさく)!上作!」とのかけ声!
腕力だけでは簡単に持ち上げられない、絶妙な形状の石。
持ち上げに成功してニンマリ、どや顔の男衆の皆さん(^^)
今年もきっと豊作になることでしょう。
翌日は初午行事。子供たちが、太鼓打ちを先頭に列を作り、
お頭様が太鼓・ジャガ・横笛の軽快なリズムに合わせ、自治会内の家々を回りました。
稲倉そば生産組合では、昨年完成した作業場に子供たちを招き、
獅子舞を舞って、五穀豊穣と作業の安全を祈願しました。
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●3月21日 天狗巣病除去作業
この日は、奈曽川の桜並木の天狗巣病の除去作業を行いました。
天狗巣病はカビの一種が原因で発生する伝染病で、
病気に感染すると枝がほうきの様になり、花が咲かなくなる病気。
放置しておくと、桜が枯死してしまうので、
奈曽川沿いの桜並木を、桜の名所として育てていこうと、
横岡自治会では、毎年、この作業を行っています。
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この他にも、自治会便りには、流雪溝の水不足を解消するため、
奈曽川導水路のゴミを取り除き、土砂上げをして水を呼び込む作業の様子や
火災予防の呼びかけ、住民からの要望に対する
自治会の対応などを掲載しています。
制作に携わっている横岡自治会の斎藤さんは、
「毎月発行し、その月ごとに自治会の行事予定などを書いているため、
“家の中の目の届くところに貼って確認している”
“毎号、保管している” という住民の方もチラホラ。
自治会便りを発行した当初の目的である
“自治会のコミュニケーションツール”として、だいぶ浸透してきたかな、
と感じています。99カ月連続して発行できて良かったです」と話していました。
次回は記念すべき100号♪ 今後も楽しみですね(^^)
横岡地域の活動をご紹介しました!