能代市の梅内地域は、「関係人口」づくりに取り組んでいます。
今年度、オンラインを中心に行ってきた梅内の活動をご紹介します!
●関係人口とは
地方では、人口減少や高齢化が進み、活動の担い手不足が深刻な一方で、
大都市圏では、地方に関心を持って地域づくりに貢献したいという人や
故郷と関わりを持ちたいという人も増えてきています。
移住した「定住人口」でもなく、観光で訪れた「交流人口」でもない、
「観光以上移住未満」の立場で地域活動に関わる人を「関係人口」と呼んでいます。
●梅内地域の取組
今年度に入り、梅内地域では、首都圏などを中心とした県外在住者と
オンライン交流会を通じて親睦を深めてきました。
7月21日(水)は、画面越しに山菜“ミズ”の皮むき体験を行い、
10月22日(金)は、“ミズのこぶ”の調理方法や
杉の間伐材を使った小物掛けの「掛け杉くん」、
スウェーデントーチの「燃え杉くん」など、梅内オリジナルグッズを紹介!
上の写真は10月の交流会の様子ですが、画面越しでも
山菜や掛け杉くんが、梅内の皆さんと参加者の方の距離を
近づけてくれた印象です(^^)
会を重ねるごとに、お互い笑顔も増えてきました♪
11月のオンライン交流はパワーアップ!
当初は、現地交流を計画していましたが、
コロナの感染状況を見て、オンラインに変更しました。
少しでも現地の雰囲気を味わってもらおうと……
「秋の夜長にだまこ鍋」!
関東・関西などから、子供や大学生を含む6組が参加しました。
参加者には、事前に「梅内おすすめセット」と題して
「掛け杉くん」製作キットと「だまこ鍋」の材料を送付しました。
梅内の佐藤さんや藤田さんからレクチャーを受けながら
木の皮を削ったり、だまこ鍋づくりが行われました。
「“だまこ”の名前の由来は?」「どんな時に食べる?」と、
歓談している間に、鍋ができあがり、画面越しに全員で「カンパーイ!」♪
空っぽになった鍋を、画面越しに見せてくれるお子さんもいて、
お互いに楽しく美味しいひとときを過ごせたようです。
●12月5日(日)…オンライン参加者の梅内訪問が実現♪
そんな中、嬉しいお知らせが!
オンライン交流会に参加したお二人が、ちょうど秋田を訪れる機会があり、
12月5日、梅内に来ていただくことになりました!
この日は梅内地域の特産「田の源そば」のそば打ち体験が行われていました。
コロナで中断していた地域行事ですが、久しぶりの開催となり、
お二人にも参加していただきました♪
その後、オンラインで紹介してきた活動の現場を見てもらいました!
この日は、秋田県内は本格的に雪が積もり、
薪割り機が雪に隠れてしまいました。
自慢の湧き水場や、川ガニの「モクズガニ」など、
住民の方でなければ分からない梅内地域を見せてもらいましたよ♪
●「掛け杉くん」「燃え杉くん」制作者・佐藤さんと交流
こちらは、「掛け杉くん」「燃え杉くん」を制作している佐藤さんのご自宅。
燃え杉くんはマッチ一本の火で、1時間燃え続ける優れもの♪
加工所には、大小様々な加工品が!
コースターからコートを掛けられる大きな「掛け杉くん」まで、
たくさんの作品に会話も盛り上がります。
実際に梅内にきていただいたお二人は、
親族が秋田出身で、以前から興味を持っていましたが、
実際に秋田を訪れるのは初めてだったそうです。
「アットホームで親近感が感じられた」
「家に帰ったような気持ちになりました」とのこと♪
「次は家族や友達を連れてきたい」ともお話ししていましたよ。
また、お二人を受け入れた梅内の皆さんは
「こんなに早く、実際においでいただいて嬉しかった」
「梅内に“行ってみたい”“会ってみたい”と思ってもらえたことが
オンラインの収穫」と話していました。
交流を重ねる中で、さらに関係性を生み出してほしいですね。
下記のリンク先でも梅内の取組を紹介しているのでご覧ください!
●あきた関係人口会議Webサイト「あきコネ」
→<7月21日>能代市梅内ミニ交流会(1回目)
→<10月22日>能代市梅内ミニ交流会(2回目)
→<11月20日>「秋の夜長にだまこ鍋」オンライン交流会(3回目)
また、梅内地域ではウェブサイトやフェイスブックで情報発信しています!
ぜひ、旬の梅内の情報をご覧ください(^^)
→梅内聚落ウェブサイト(外部リンク)
→梅内聚落フェイスブック