6月3日(日)、小坂町川上地域の濁川集落で「虫送り」が行われ、
取材班もお邪魔してきました!
濁川集落からの提供写真と一緒に、当日の様子を2編にわたりご紹介します♪
●虫送りとは?
濁川集落の虫送りは、田植え後の6月上旬に行います。
住民みんなで作ったわら人形に、農作物につく悪い「虫」を集めて
集落を巡行したあと、川に流す厄払い行事です。
上の写真は、過去に作られたわら人形♪
江戸時代から始まったと伝わる虫送りですが、
当時の人々が、害虫を人形に追い払ってもらおうと始めたようです。
いわゆる「人形道祖神」の一種ですが、濁川集落では、作った人形を
その日のうちに燃やすため、1年に1日しか見られないんです。
では、虫送りの様子をじっくり見ていきましょう。
写真をクリックすると拡大表示されるのでご覧ください(^^)/
まずは、材料の稲わらを準備。
朝8時、川上神社に住民の皆さんが集まりました!
材料がそろったら、人形の体を作ります。
胸、腕、足、頭の部分をつくって……
これらを組み合わせていくと、人の形になっていくのが分かりますね。
上の写真は、「女性」の人形です。
こちらは「男性」の人形。
大事なところも作りこんでいますよ(^^)
完成が近いです。
また、人形づくりと一緒に集落巡行の持ち物も作ります。
「悪病退散」「豊年満作」など、願い事を書いた札を
朴の木、楢の木の枝に飾ります。
どのように使われるかは、後編でご紹介しますね~♪
再び人形づくり。マダの木(シナノキ)の皮をはいで、
たすき掛けにするのが、濁川の虫送りの伝統です。
今年の人形が完成しました!
その年ごとに、人形の形は異なり、毎年同じように作るのは難しいんだとか。
完成した人形の前で、お昼を食べたあと神事を行い、
集落の巡行に向かいます♪ 続きは後編で~♪