4月25日(木)、鹿角市松館地域の松館菅原神社で
県無形民俗文化財の「松館天満宮三台山獅子大権現舞」が行われました♪
伝統の奉納神楽をご紹介します!
松館地域は鹿角市八幡平地区に位置する
約50戸、約200人が暮らす農村集落です。
辛み大根「松館しぼり大根」の産地で有名ですね(^^)
この日は小雨が降る中、山伏の白装束をまとった
松館天満宮舞楽保存会(似鳥勇一会長)の皆さんが伝統の舞を奉納しました。
(カメラマンの数がすごい!)
権現舞の由来は、正安2年(1300年)とも治安2年(1022年)ともいわれ、
京都の北野天満宮から菅原道真公を分霊して、
松館に菅原神社を建立した際のお祝の舞が起源と言われています。
一年の五穀豊穣と悪疫退散を祈る舞です。
御幣舞、地舞(じまい)、榊舞(さかきまい)、青柳舞(あおやぎまい)
扇舞(おうぎまい)、剣舞(つるぎまい)と、
舞う人が立ち代りながら踊っていきます。
印を結んで舞うなど、修験者ゆかりの所作が随所に見られます。
詳細はこちらをご覧ください!→奉納神楽「松館天満宮三台山獅子大権現舞」
そして権現舞(ごんげんまい)。
さらに今年の作柄を占う「お湯立て」の神事。
ぶわっと、湯気が湧き上がる様子がお見事です♪
今年の作柄は「平年作」とのことでした(^^)/
最後に、神事に使ったお湯を、境内にふりまくのですが、
このお湯をかぶると縁起がいいそうです♪
見学に来ていた八幡平地区の子供たちも
列をつくって獅子に噛んでもらいました♪
地元のお母さんたちも噛んでもらいます♪
保存会の皆さんは4/4から偶数日に集まって舞の練習を行ってきました。
近くに住む女性は「お囃子を練習する音が2日置きに聞こえてくるんだよ」とのこと。
似鳥勇一保存会長も「今年もうまく奉納できた」と話しており、
神事が終わった後は、緊張が解けて、皆さん笑顔でした♪
白装束姿の皆さんが渡御(とぎょ)の曲を奏でながら、
集落に戻っていく姿は絵になります♪
松館のソメイヨシノはまだ蕾でした。
権現舞が終わると、農作業が本格化していきます。
春を告げる松館地域の伝統をお届けしました♪