6月5日(水)、大仙市余目地域に、宮城県登米市の「吉田コミュニティ運営協議会」が視察研修に訪れました!

「吉田コミュニティ運営協議会」では、地域が誇る景勝地「平筒沼(びょうどうぬま)」の自然保護や、賑わいづくりなどの活動を行っており、4月には桜まつりを開催しています。「余目いきいき会議協議会」でも、4月の余目さくら花火鑑賞会や、ビオトープの整備などの活動を行っており、身近な活動を行う余目地域と交流することで、さらに活き活きとした活動を行っていきたい、と交流に訪れました。

「吉田コミュニティ運営協議会」は、平成22(2010)年に発足した協議会で、「平筒沼」の活動を中心に、福祉と連携した介護予防などの健康づくり、三世代交流の取り組みなどを精力的に行っています。農業で栄えた地域で、登米市内でも有数の米の産地でもあります。
また、平筒沼を囲むように4キロメートルにわたって植樹された、約1000本の桜は、毎年観光客の目を楽しませ、4月20日前後から桜まつりを開催しています。桜まつりでは、地元の食材を使用した「はっと汁」や、味噌おでんなど、地元の女性たち手作りの料理を販売しています。

初めに、余目産直「e-かげんな父ちゃん母ちゃんの店」で、「余目いきいき会議協議会」が行ってきた活動を紹介しました!

余目産直は、現在の産直がある場所にテントを張って平成20(2008)年に開催した「青空市場」が始まりでした。
そこにスーパーハウスを設置し、余目産直が完成。さらに、ログハウスを併設し、余目そば処が完成。
昨年は、ログハウスの拡張も行われました。
驚きなのが、その全てが余目地域の住民たちによる”手作り”ということ!

余目地域の活動を紹介した後は、地域で育てたソバの粉で作った「二八そば」を、視察に訪れた皆さんに振舞いました。

「コシがあっておいしい」「天ぷらがサクサク!」と、初めて食べる余目そばに、舌鼓を打っていました。

●余目そばを提供してくれた皆さん

おいしい余目そば、ごちそうさまでした!

余目地域の味覚を堪能した後は、余目地域の自然に触れます!

●余目さくら花火鑑賞会の舞台「余目公園」

余目公園は、地域住民が草刈りなどの整備を行っています。
公園での一大イベントといえば、なんといっても4月に行われる「余目さくら花火鑑賞会」!
公園から見える田んぼから花火が打ち上げられるので、大迫力の花火が楽しめるのが魅力です。

●ビオトープ

ビオトープは丁度あやめが咲き誇るシーズンでした!
鮮やかな紫色がきれいです。

ビオトープの活動は平成16(2004)年から始まり、平成19(2007)年にビオトープが完成しました。
希少な動植物の保護や、子供たちが楽しみながら生物について学習できる場づくりを目的としています。
ビオトープにはホタルのエサになる「カワニナ」が生息しており、6月下旬から7月上旬ころには、余目地域をホタルが飛び交います。
その期間は「余目ほたる鑑賞会」と銘打ち、余目地域の皆さんが道路の要所要所に着いて、ホタルがみられる場所まで案内してくれます。

余目いきいき会議協議会の加藤さんが手に持っているのがカワニナ!
このカワニナをホタルの幼虫が食べ、すくすくと育っていくのですね。
カワニナも水質が良くないと生息できないそうです。

視察交流会は、ここで解散。
「今後も交流を続けていきたい」と、活き活きとした笑顔が飛び交いました。
元気な活動を行っている2つの地域が交流し、終始、熱気のある交流会となりましたよ(^^)/★
以上、集落活動コーディネーターが、視察研修の様子をお届けしました♪

●おまけ
田植えが終わったばかりの田園風景と高寺山(たかでらやま)です。

吉田コミュニティ運営協議会の方が写真を撮って「トトロが出てきそう」と一言。
地元の方が見慣れた景色も、初めて見る人にとっては物語の入り口にもなり得るのかもしれないなあと、思わず楽しくなった取材班でした。