お盆の時期が近くなってきましたね。
集落会館で番楽や獅子踊りを見たり、夜遅くまで盆踊りをしたり。
地域それぞれの過ごし方があることでしょう。
今回は、北秋田市七日市地域にある深沢集落のお盆行事をご紹介します。
8世帯が暮らす深沢集落では、8/13の午後4時を過ぎると、
お墓の通路に住民が集まり、大宴会が行われます。
50年以上前から行われてきた集落行事について
7/14(日)、自治会長の佐藤修一さんのご一家にお話を聞いてきました♪
佐藤さん一家です。修一さん(左)の奥さまは、
用事があって不在でしたが、深沢では三世代同居が多いそうですよ(^^)
この写真は4年前の深沢のお盆の様子です♪
帰省中の家族親戚がお墓に集まると、50人ではききません。
普段の集落の倍以上の人数がお墓に集まります(^^)
この時の赤ちゃんも、今ではすくすく大きくなっているでしょう(^^)
各家々から持ち寄った手料理やお酒を飲みながら、
日が暮れるまで、賑やかな会話が飛び交います。
住民のほとんどが、物心ついた時に、お墓の宴会に参加しています。
修一さんの息子の洋平さんは
「お墓の宴会は“当たり前”と思っていたけど、社会人になって
『盆は15時まで墓に行かないと』と職場の人間に事情を話したら、
『そんなこと、他ではやってない』と言われた(笑)」と話していました(^^)
自分が生まれ育った集落の「当たり前」なことが、
実は「特別」なことを行っていると気づいたそうです。
特に回覧板などで行事を周知することもなく、
時間になると自然に人がお墓に集まってきます。
また、お墓に来たら、自分の家の墓だけでなく、
全てのお墓に線香をあげるため、通路は住民の皆さんで大渋滞になるんだとか。
修一さんは「県内外から深沢ゆかりの人が集まるので
集落で一番、人が集まる行事です。一番の目的は先祖供養なんですが
みなが顔を合わせることを楽しみにしていて、
とてもいいことだと思っています」と話していました。
まもなく8/13。今年も深沢のお墓は賑やかになることでしょう♪
集落活動コーディネーターが、深沢集落のお墓行事をご紹介しました!