8月6日(火)、三種町下岩川地域の長面集落で「ねぶながし」が行われました!
下岩川地域は、三種町の旧山本町に位置し、秋田県道4号能代五城目線沿いにあります。
12集落がつくる山間の地域で、その中の一つが長面集落です。
この日は、午後3時に一度集まり、大人たちは山車の準備、子供たちは短冊に願い事を書きました。
かわいらしいお願い事や……
こんな素敵な願い事も!
午後6時30分、集落の拠点「長面地区活性化施設」は、集まった住民たちで賑わいました!
軽快なお囃子とともに、山車が動き始めます。
これから、長面集落内をくまなく練り歩くんですよ~。
お囃子に合わせ、古くから歌い継がれている歌を歌います。
「ね~ぶね~ぶ なんがいれ(流れれ)♪
けかじ~も なんがいれ♪
奥の隅こさ つっとまれ~つっとまれ♪」
歌詞中に登場する「けかじ」は、不作や疫病などの災いのこと。
ねぶながしは、悪いものを川に流してやる行事なんです。
ねぶながしの歌は、リズムが楽しいので、子供たちも楽しそうに歌っていました!
集落内の各家々には、願い事が書かれた短冊や、明かりが飾られていました♪
集落内を練り歩いた最後には、災いが集落内に来ないように、
小型の灯籠のような「ねぶ」に火をつけて川に流します。
子供たちが願いを込めた笹竹は河原で焼かれ、煙が夜空へと昇っていきました。
みんなの願いが叶いますように。
「ねぶ」が川を流れていく間、橋の上では子供たちが花火を楽しみました!
帰省した子供たちも参加し、賑やかな「ねぶながし」となりました♪
長面集落は、ねぶながしを皮切りに、長面集落の盆踊り、地区対抗の野球大会、下岩川地域全体の盆踊り大会と、慌ただしくも賑やかな盆休みに突入していきます。
以上、子供たちの楽しげな歌声が盆の入りを感じさせる「ねぶながし」の様子を、集落活動コーディネーターがお届けしました!