こんにちは!
今回は、今後の地域活動を支えていく方々が集まった「集落活動担い手研修」の後編「実践研修」の第2回目!
11月2日(土)に「横手市ふれあいセンターかまくら館」で開催した模様をお伝えします。
県南会場のテーマは「生活課題の解決」!
1番目の事例発表は、地元の横手市南郷地域から「南郷共助組合」の組合長 髙橋徳保さんです。
南郷地域では、県内でも有数の豪雪地帯で、高齢者のみの世帯も多く、雪が大きな課題になっていました。
そんな中、地域の課題は地域で解決するということで、平成24年に「南郷共助組合」を立ち上げ、屋根の雪下ろしや排雪の取組を始めました。
会員は全部で44名、その中には、女性の姿も!!!
山内杜氏(さんないとうじ)で有名な山内地域ですが、杜氏の方は冬になると酒の仕込みで家を不在にするため、家の雪下ろしなどは、専ら女性の仕事だったそうです。
雪下ろしをしていると、女性の方から「そうじゃね!」と叱られることもあったと髙橋さんは苦笑いしながら話されていました。
2番目の事例発表は、羽後町仙道地域の取組について、羽後町集落支援員の崎山健治さんです。
仙道地域では、平成28年3月に「お互いさまスーパー 仙道てんぽ」が設立されていますが、住民有志でJAの購買部を引き継いだ時点までさかのぼって、経緯をお話いただきました。
最近では、9月から新たに商品の配達も始めているそうです。
商品の配達は無料!
宮城県丸森町筆甫地区では、住民の住んでいる場所で受けられるサービスに違いがあるのはおかしいということで、移動販売も店頭販売も同じ値段でやっていました。
「ここ仙道でも同じじゃないか!」ということで、無料配達を始めたそうです。
「でも、ガソリン代はかかるので、長く続けていくためには何か考えないと……」と崎山さん。
今後も、新たな展開が期待されます。
事例発表のあとは、参加者の皆さんでグループワーク。
地域の現状を振り返りながら、それぞれの地域でどんな課題があって、どんなことが必要なのか、どうすれば実現出来るのかといった視点で話し合いがされていました。
グループワークのあとは、それぞれのグループでの話し合いの状況を見て回りました。
多くのグループで「人手不足」が課題としてあげられています。
そんな中、「防災訓練」と「運動会」を一緒にやることで、1度で2つのことができたといったことが話されていました。
地域の活動は、多くは同じような方が中心になってやるので、まとめることで負担を軽減できるんですね。
様々な地域と繋がることで、新たな「気づき」があったようです。
難しいテーマも、皆さんの笑顔が印象的でした!