6月11日(金)、横手市の亀田地域を中心に活動するりんご染めグループ
「プリティアップル」の皆さんの制作現場にお邪魔してきました!

●横手市増田の亀田地域

亀田といえば、りんごの産地♪ りんご畑が見事です!

●プリティアップルの「りんご染め」

この亀田地域から作りだされるのが「りんご染め」。
H23(2011)年、この年の大雪により、多くのりんごの木が被害を受けました。
折れたりんごの木や枝を何かに使えないかと
「増田地区生活研究グループ」のメンバーが中心となり、
平成25(2013)年、りんご染めグループ「プリティアップル」が結成されました。

果樹農家から提供されたりんごの枝や葉、皮から染液を抽出し、
りんごの産地ならではの特産品を作っています。

●詳しくは下記のリンクからどうぞ♪
りんご染めの女性グループ「プリティアップル」

 

この日はハンカチ、ティッシュケース、コースターなどを染める作業を行いました。
写真は輪ゴムを使った模様つけの下準備です。
手先を使った細やかな作業で、意外と大変なんです。
どんな模様になるか、想像しながら輪ゴムを巻いていきます。

こちらは、りんごの草木から抽出した染液。
りんごジュースみたいな色です(^^)
白い生地を、淡いイエローやオレンジで染めていきます。

染めた生地を水洗いし、乾燥させますが…

どんな色になるかは、乾燥させなければわかりません。
アイロンがけして仕上がりを確認しながら色の濃淡の調整を行います。
色の見極めが一番難しく、このあたりは、経験の積み重ねで分かってくるそうです。

鮮やかなオレンジに染め上がったティッシュケース♪
輪ゴムを巻いた部分が白く残り、手作りの優しい模様が生まれました。

 

プリティアップルが活動を始めて10年になります。
当初はメンバーが自宅の調理用の鍋を持ち寄って使うなど、
りんご染めは「赤ちゃん」の状態からのスタートだったそうです。

染めの勉強に京都に赴いたことが縁となり、現地の先生とも親しくなりました。
この亀田の作業場で、実際に染めながら、京都の先生に電話して指導してもらったり、
模様の出し方をメンバーで知恵を出し合ったり、試行錯誤を重ねてきました。

あきらめずに続けてきたことで、
「自分たちが出したい、“理想の色”が出るようになった」
「続けてこられたのは、応援してくれた人たちのおかげ」と
代表の佐々木初子さん(写真右)は話します。

家族や地域の人々の応援があって、
プリティアップルのりんご染めの今の「色」が生まれました。
メンバーの皆さんの10年のがんばりが、この色に表れています♪

プリティアップルの商品は以下の場所で販売されています。

●増田町観光協会 増田の町並み案内所「ほたる」
(〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字上町53)
●まちの駅・福蔵
(住所:〒019-0701 秋田県横手市増田町増田中町94)

りんごの里から作られた「りんご染め」、見かけたらぜひご購入ください♪
亀田地域からのリポートでした!