由利本荘市の笹子(じねご)公民館に設置してある
立体地図をご紹介します♪


今回、お話を聞かせていただいたのは、佐藤弘志さん(写真上)。
上笹子地域で山菜まつりやきのこ祭りを開催している
笹子地域づくり実行委員会の代表を務めています。

 

上笹子地域は山菜、キノコの宝庫。
以前は、春は山菜、秋にはキノコ祭りを開催し、
地域内外からたくさんの人が集まっていましたが、
コロナの影響により、地域の行事が開催できない状態が続いていました。

しかし、何もせずに黙っていては先に進みません。
佐藤さんが、気にかけていたものの一つに「立体地図」がありました。

この立体地図は、約70年前、当時の笹子中学校の校長先生が、
等高線に沿って切り抜いた板を重ねて貼って製作したものです。
一度補修が入り、シリコンゴムで型をとり、
FRPという強化プラスティックで復元されました。

長年、小、中学校の授業などで活用されていましたが、学校の閉校により、
しばらくの間、笹子学習センター内に眠っていました。

しかし、笹子学習センターも解体される予定になっており、
このままでは、立体地図がなくなってしまうと思った佐藤さん。
その想いを新聞の読者欄に投稿したことがきっかけで、
笹子公民館での保存が決まりました!
(上の写真は笹子公民館に移動後のものです)

佐藤さんは「笹子には伝統文化や歴史を刻む神社が多くあるけど、
これらを知らない人が多い、次世代にも継承していきたい。
そのためには立体地図を有効利用したい」。
「地域外の人たちとの会話の弾みにもしてほしい」と話します。

 
↑地域の先輩達が大事にしてきた歴史が多く残っています。

現在は、これらの詳細な表記を地図の中に記載する取組が進行中です。
この立体地図を通じて、地域内外の方々に
笹子を深く知っていただけたら、なお、嬉しいですね(^^)

立体地図の取組をご紹介しました!