6月2日(日)、小坂町川上地域の濁川集落にお邪魔しました!
この日は無病息災、五穀豊穣を祈る「虫送り」が行われ、
住民の皆さんが2体のわら人形と一緒に集落を練り歩きました。

濁川の虫送りは、田植えが終わる6月上旬に行われます。
農作物につく悪い虫をわら人形に移して燃やすことで豊作祈願する行事で、
小坂町の無形民俗文化財に指定されています。

行事の主役のわら人形。
白い法被をきた人は「白奴(しろやっこ)」と呼ばれ、男のわら人形を持ち、
「赤奴(あかやっこ)」の人は女性のわら人形を持ちます。

白奴と赤奴が「ふりだせ~(がんばれ)!ふりだせ~!
今年も~豊年~万作だ~!」と叫びながら、
行列を組んで地域を練り歩いていきます。

先頭を歩くのは濁川の自治会長さんで「旦那」と呼ばれる役割を担います。
続いて「槍持ち」「はさみ箱」と、練り歩きに加わる人には
全員に役割が与えられているんです。

子供たちが持つ朴の木(ホオノキ)には「豊作祈願」「悪病退散」
「家内安全」などの願い事が描かれてますよ。

この日は快晴に恵まれましたが、日差しが強い…(^^;)
熱中症にならないよう、途中休憩で水分補給しながら練り歩きます♪

練り歩き中に、住民と出会ったら、わら人形に触ってもらいます。
これは、人についた悪い虫(病)を人形に移しているんだそうです。

14:30に始まった練り歩きも終盤♪
17時頃になると、わら人形を燃やす河原へ移動します。

河原では、わら人形や朴の木などの道具をまとめて燃やします。
集落を練り歩きながら、悪い虫をわら人形に集めて燃やすことで、
今年の豊作を祈願するんですね。

濁川の虫送りは、かつては青年会が夜に行っていたそうです。
行事の担い手が減り、一時中断していた時期がありましたが、
17~19年程前に自治会行事として復活させ、現在も続いています。
今年も無事に虫送りが終了しました!

●おまけ

こちらは練り歩きの休憩中のワンショットです。
お囃子の太鼓の練習をしているんですが、
先輩の叩き方を、小さなお子さんが「じ~っ」とみています(^^)。
その後、おじいさんに手の動きを教えてもらっていました。

かつては大人だけの行事だった虫送りですが、
現在は子供から大人まで幅広い年代の住民が一緒に行っています。

小坂町川上地域から、集落活動コーディネーターがお届けしました!