12月8日(土)、横手市福島(ふくじま)地域で、「病焼き(やめやき)」が行われました!
病焼きは、焼き餅を作り、そのうちの一つをまっ黒に焦がして川に流すことで、厄払いをする行事です。
福島地域の拠点施設「構造改善センター」には、病焼きの主役「焼き餅」を作るため、住民たちが集まっていました!
元々は、各家庭で行っていた行事でしたが、昨年、直売所「福島停留所」ができてから、センターに集まって病焼きを行うようになったそうです。
この日は、住民が10人ほど集まり、福島地域の14戸に配布するため約70個の焼き餅を作りました!
あんと皮はそれぞれ分量をしっかりと量り、丸められ……
あんを皮で包み、プレートで焼けば……
おいしそうな焼き餅ができました!
この状態でも十分においしそうですが、仕上げに、福島停留所のストーブで、もう一度焼きます。
福島停留所に設置しているストーブは、福島地域で6月に採掘している泥炭(でいたん)、「田村根っこ」を使用しています。
お父さんが手に持っているのが「田村根っこ」!
1万年前から草などが堆積し、炭化したもので、燃やすと、やさしい暖かさがあるといいます。
ストーブの近くにいると、体の芯からゆっくりと温まるようでした。
こうして、ゆっくりと焼き上げられ……
ホカホカの焼き餅のできあがり♪
粒あんがぎっしり詰まった、食べ応えのある焼き餅でした♪
焼き餅を作り終えると、持ち寄った「がっこ(漬物)」や焼きたての焼き餅で「お茶っこ」。
住民同士のコミュニケーションの場としても、「病焼き」は良い機会となっています!
以上、福島地域の病焼きの様子を、集落活動コーディネーターがお届けしました!