10月14日(日)、湯沢市皆瀬の若畑集落で住民の皆さんによる
「若畑紅葉まつり」が開催されました。
20年以上続く若畑集落のイベントの様子をご紹介します♪

標高420mの場所にある若畑集落。当日は見事な快晴に(^^)

朝9時にスタートすると、お客さんが集まってきました♪
集落会館の脇に設置したテントに、里の恵み、山の恵みが並びます。

住民の方が栽培している「せり」、「飾りなす」。

山の恵みは、沢もだし(きのこの一種)、なめこ、ぶなかのか、栗など!
「みんな、この辺の山で採れたものだよ」。
沢もだしの食べ方を聞くと「沢もだしは、ワラビ、油揚げと一緒に
納豆汁にするといいよ。この辺は、不祝儀の時、必ず納豆汁にするの」など、
販売しているお母さんたちとの会話が楽しいんです♪

こちらは、販売品ではありませんが、
休憩時間にみんなで食べた、かぼちゃのババロアと栗の渋川煮♪
お茶っこ用の食べ物も秋の味覚です(^^)

男性はイワナやたんぽ焼きを担当。
女性は集落会館の中で、炊きたて新米を「たんぽ」にします。

握ったたんぽを素焼きして、味噌を塗り、さらに焼くのが若畑流。
最近は味噌を塗らない素焼きのたんぽも人気です。
冷凍しておけば、そのシーズン、いつでも好きな時に鍋に使えるので、
素焼きを購入するお客さんも増えているとか。

味噌たんぽがずら~り♪

さらに、いものこ汁♪
若畑の皆さんが収穫した原木なめこがたっぷり入っています♪
この時期は、なめこが旬なので、いものこ汁の味付けも味噌ベースに。
なめこより旬が早いマイタケを入れる場合は醤油ベースにするなど、
きのこの相性に合わせて味付けするそうです。

皆瀬の秋の恵みに、お客さんも舌鼓♪

若畑集落の皆さんです。
スタートした当初と比べ、住民の人数も少し減りましたが、
家族、親戚、知人の手伝いもあり、現在に続いています。

「盆を過ぎると子供たちも正月まで戻ってくる機会がないけど、
この祭りがあると、親戚も手伝いにきてくれる」と話すのは部落長さん。

会場では「あら~ありがとう、来てくれて!」「元気にしてた?」
「相変わらず頑張ってるな~」という声が飛び交っていました(^^)
若畑の紅葉祭りは、秋の恵みと一緒に、温かい人々の声が集まる場です。

集落活動コーディネーターが若畑地域からお届けしました!

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いつも湯沢市の集落活動をリポートしてくれる
湯沢市移住コーディネーターの増永洋子さんが、
今回も若畑のリポートを送ってくれました!
↓以下は、増永さんのコメントをそのままご紹介します!
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【お母さんたちのおもてなし】
今年も、たくさんのお客さんが来られ、にぎわっていました。
お昼近くには、満席になるほどでした!
まつりでは毎年、女性ならではの視点も盛り込まれています。
その中でお母さんたちの素敵な“おもてなし”をご紹介します。

“おもてなし”とは、お漬物セットです!!
テーブルで食事を楽しんでいる方たちは、
お母さんたちからのサービスでお漬物が味わえます。
当日、お母さんたちが持ち寄った漬物は、全て合わせると10種類以上!!
その中から数種類をお皿に盛りつけます。

お客さんからは、「うわぁーー!ありがとう」「いいね~」
「こんなにいいの?」と大好評でした。
持ち寄った漬物10種類以上は全て違う漬物!事前に話合ったわけではなく、
各自で作っているものを持ち寄ったとのことでした(写真はほんの一部です!)。

大根・ナス・セロリなどの野菜から、ミズ・わらびなどの山菜まで様々です。
そして、なんといっても全部おいしい!!
各家庭の味をお母さんたちも味見しながら、情報交換している場面も見られました。
こうして、家庭での漬物の味や種類が広がっていくのだと、あらためて感じました。
地域の行事に、お母さんたちの漬物は欠かせませんね!!
(湯沢市移住コーディネーター 増永洋子)
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増永さん、ありがとうございました!(^^)/