本文へスキップ

産地直送ブログ

【初登場!】にかほ市・下荒屋地域の盆小屋行事♪

2015年8月22日

下荒屋の盆小屋

8月12日(水)、にかほ市象潟の下荒屋地域にお邪魔しました!
元気ムラ初登場の地域です~。
下荒屋地域の「盆小屋行事」をリポートします♪

下荒屋会館からの眺め

下荒屋地域は、にかほ市役所象潟庁舎の西、海沿いに面した集落です。
上の写真は下荒屋会館からの眺め♪
日本海と鳥海山のコラボレーションが贅沢ですね~。
自治会長さんは「おらほの山だから(笑)」と話していました。

DSCF0167

12日は「迎え盆」にあたります。
18時30分頃、下荒屋から車で数分の場所にある大澗海水浴場に向かうと、
5つの町内の「盆小屋」が建っていました。

下荒屋の盆小屋は2つ 子供たちが集まってきました

こちらが下荒屋の盆小屋です。
盆小屋は、12日にご先祖様をお迎えし、15日に送るための祭壇なんです。
下荒屋の盆小屋は2つあり、三角形の小屋が「迎え盆」用、
奥の四角形の小屋は「送り盆」用になります。

01 朝の小屋建て 01 朝の小屋建て その2

こちらの2枚の写真は下荒屋町内会から提供してもらいました。
12日の朝6時、子供たちが盆小屋を建てている様子です。

DSCF0207

こちらは夕方18時30分過ぎの盆小屋です。
12日の迎え盆の夜に、盆小屋に火をつけて「迎え火」とし、
15日は残りの盆小屋に火をつけて「送り火」とするそうです。

お供え物 盆小屋の中の様子

盆小屋の中を見させていただきました。
ナスやキュウリ、夕顔などのお盆用のお供え物があり、
立派な祭壇になっています。
初棚(※)の人は必ず盆小屋を訪れるそうですよ。

※新盆、初盆と同じ意味。

19時近く、日も暮れました

盆小屋に人があつまってくる 走り回る子供たち 

19時近くになると、続々と人が集まってきました。
海から聞こえる「ざざぁ~」という波音が心地良いです♪

他の町内の盆小屋にも火がつきました

他の町内の盆小屋の中にも灯りがつき……

隣の町内が盆小屋に火をつけました

盆小屋そのものに、火をつけていきます。

盆小屋に火をつけます

燃える盆小屋の灯りは、ご先祖様の「迎え火」です。

この時、子供たちは盆小屋の周りで
「じーだば、ばんば~♪ この火のあかりに、きと~ね、きと~ね♪」と唄います。
「じ~だば、ばんば~」は「おじいちゃん、おばあちゃん」のこと。
この歌詞を何度も繰り返し「この灯りをたよりに来て下さい」という意味の
「きと~ね、きとね~」と何度も盆小屋に向かって呼びかけます。

15日の送り日では「きと~ね」が「いと~ね」という
「お帰りください」という意味の言葉に変わり、
先祖の霊を海に送り出すそうです。

下荒屋の子供たち 迎え火の前ではしゃぐ

「昔はこれが楽しみだった」と拝みに来た男性が話してくれました。
盆小屋行事は、昔は男の子たちの行事で、
12日から15日まで小屋に泊まって過ごしたそうです。

「夕飯を食べに一度家に戻って、また小屋に戻ってくる。
みんなで小屋に泊まるだけでおもしれぇのよ。
隣の町内の小屋の前に落とし穴ほったり、砂の団子で投げ合ったり、
男の子の戦い(笑)」と、男性の方々はみな、
この行事が「面白かった!!」と話していました。

盆小屋の前にたつ氏家さん 日本海

こちらは、下荒屋の氏家さん。
「この辺りの人たちは、全てが海から来て海に帰ると思ってます。
稲藁の確保が難しくなってるけど、この行事をやめようとすると、
“神様(ご先祖様)が来られなくなるじゃないか”と住民から言われるんですよ」と
地域の人々が神様を大事にしていることを教えてくれました。

キャンプファイヤーのよう

この日も、砂浜にロウソクや線香を立て、
海に向かってご先祖様を拝む方の姿も見られました。
時間が経つにつれ、子供たちは、迎え火の周りではしゃぎ始めます。
迎え火と一緒に子供たちの賑やかな声が、
ご先祖様たちの道しるべになっているのかもしれませんね。

下荒屋地域から「盆小屋行事」のリポートを
集落活動コーディネーターがお届けしました!

Author: | Category:08由利エリア, 下荒屋地域


カレンダー
2019年5月
« 4月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
新着記事一覧
カテゴリー一覧
過去の記事
その他、RSSなど