5月4日(月)、由利本荘市・坂之下地域で行われた
「フットパス」に参加してきました!
鳥海山を見ながらのウォーキングに加え、手打ち蕎麦・山菜料理など、
坂之下地域のおもてなしを堪能した1日となりました♪
由利本荘市の地域おこし協力隊から提供してもらった写真と一緒に
当日の様子をリポートします♪
日本フットパス協会によると“その地域の「昔からあるありのままの風景」を楽しむ道”
なんだそうです。発祥はイギリスにおける私有地の通行権が元になっていますが、
日本では「歴史や文化を楽しんで歩くことができる道」という意味合いが強くなっています。
由利本荘市のフットパスは、地域によって様々なコースが企画されており、
今回の里山を体験できる「坂之下」は、距離にして往復約4.8km。
当日の参加者はなんと、50人近くになりました。
坂之下地域では、過去にもフットパスを行っていますが、
年々、参加人数も増え、認知度もあがってきているようです。
坂之下会館で準備運動を行い、
集落から山の上にある「鳥海山国際禅堂」へGO~!
少し歩くと、山の中に入っていきました。
この細い道は、かつての「馬道(うまみち)」。
昔の人々は、この道を馬をひいて歩き、山に草刈りにいっていたと
教えてもらいました。冬場は子供たちの絶好の遊び場になっていて
自治会長さんたちもスキーで遊んでいたそうですよ。
禅堂へ向かう途中、子宝の神様を祀っている、小さなお堂も見かけました。
しばらく山道を歩くと、一気に視界が開けた場所に到着です。
●鳥海山のビューポイントスポット!
この日は、鮮やかな青空の元、
まだ雪化粧が残っている鳥海山がくっきり見えました♪
禅堂へ向かう途中は、鳥海山を見渡せるスポットが何カ所もあります。
ここまで綺麗に見える絶景ポイントは、なかなかありませんよ♪
鳥海山国際禅堂(写真左)が見えてきたところで二手に分かれます。
禅堂に向かうAコースと、さらに山道を登り「荒倉館跡」に向かうBコース。
取材班はBコースに同行しました!
●荒倉館跡へ
「荒倉館跡」は、戦国時代にこの地を治めたという「大井五郎満安」の城跡。
道路は塗装されていて歩きやすいんですが、
途中、左の写真のような交通標識がある急勾配の道も!
なかなか見ない標識ですよね~。
荒倉館跡に到着しました。
ここも鳥海山を見られる絶景スポット!
荒倉館跡の解説をする自治会長の佐藤和男さん(写真右)。
昔は、この辺りに武将のお宝が埋まってる、なんて
言い伝えもあったそうですよ。
荒倉館跡にはヤマザクラでしょうか?
初夏を前にして、可憐な花を咲かせていました。
●鳥海山国際禅堂で坐禅体験
荒倉館から禅堂に戻ってきました。
先に到着していたAコースの皆さんは坐禅体験が終了した様子。
Bコースのメンバーは、ここで休憩タイムです。
高健寺のお坊さんからお話を聞きながら……
坂之下で農家民宿「自然満喫家」を営む茂木さんの奥さまが作った
人気のアップルパイをいただきました。
汗をかいた後ということもあり、美味しさ倍増~♪
このあと、禅堂に移って坐禅体験です。
取材班は両足を正しく組むことができませんでした(涙)。
しかし、壁に向かって目をつむり集中していると、
周囲から風の音や鳥の声が聞こえてきて、とても心地良いものでした。
写真は禅堂から撮影した鳥海山です。
こんな風景が見られるのも、この場所ならではだと思います。
●坂之下会館に戻ってお昼ごはん
9時30分にスタートし、13時に坂之下会館に戻ってきました!
会館では坂之下地域の皆さんが、お昼ご飯を用意してくれていました。
地元で採れた山菜・野菜の天麩羅・おひたしに手巻き寿司。
坂之下の女性たちのおもてなしに、みんな舌鼓をうちました♪
●オプションの手打ち蕎麦体験
こちらはオプションの手打ち蕎麦体験。
フットパスの参加料500円に+1000円で体験できます。
「坂之下そばの会」のお父さんたちが、そば粉を練る作業から教えてくれました。
ちなみに、そば粉は坂之下で育てたものを使っています。地産地消ですね~。
地元の新鮮な食材を使ったお料理の数々。
地域の歴史や風景を地元のお父さんたちに教えてもらいながら、
地元の味を堪能させてもらい、贅沢なひとときでした!
由利本荘市では坂之下の他でもフットパスを企画しているので
今後もお楽しみに~!
坂之下フットパスのリポートをお届けしました♪