釈迦内(しゃかない)地域は大館市の北に位置します。大館市で最も古いと言われる「松峰神社」、鎌倉時代の「唐糸姫伝説」や比内浅利氏の館跡「釈迦内神明社」などの史跡が多く残されており、大正時代のプロレタリア作家・小林多喜二の母「小林セキ」の生誕地としても知られています。道祖神「ニンギョ様」や「カシマサマ」などの伝統行事も受け継がれており、この他にも国指定天然記念物の「芝谷地」、釈迦内温泉、沼館温泉といった温泉施設や犬都記念公園ドッグランなど、見どころが豊富な地域です。
19の町内で「釈迦内地区まちづくり協議会」を組織し、三世代交流や公民館文化祭などの地域活動を行っているほか、釈迦内小学校の児童と住民が一体となり「向陽(ひまわり)」をテーマとした「釈迦内サンフラワープロジェクト」を展開しています。ひまわりの栽培、収穫、商品開発を始め多彩な活動を行っており、2014年には博報財団が主催する「博報賞(※児童教育の現場の活性化を目的に学校・団体・教育実践者の顕彰する)」を受賞し、さらに受賞者の中でも優れた活動者に贈られる「文部科学大臣奨励賞」も受賞しました。地域活性化の取組として高く評価されています。
※人口・世帯数は平成30年4月1日現在のものです。