スーパーに並ぶシイタケは、効率的、安価であることから、おがくずなどを使った「菌床」での栽培がメインになっています。
  しかし、鵜養(うやしない)の石塚みつるさんの作る「原木」シイタケは、一味も二味も違います。「原木」、つまり木から直接生えるシイタケは、肉厚な歯ごたえ、香りも強い「本物」のシイタケです。
 お肉のような食感と、シイタケ独特の良い香りが特徴の原木シイタケ。その秘密はやはり「原木」です。岩見三内の山々から切り出された木を使用し、植菌の後約一年、菌が木にいきわたってから、水の中に沈めて取り出し、適温に置くことで、ようやく生えてくるのが原木シイタケです。この膨大な手間暇がかかっているからこそ、シイタケ本来の食感と味を楽しむことができるのです。

 シイタケの旬は、5月と10月です。量もたくさん取れ、味も良くなるそうです。
 冬季は、シイタケの出荷は難しいですが、春になってシイタケが欲しい、原木が欲しい、という方は下記のお問い合わせ先へ、ぜひ、連絡してみてください。

平成23(2011)年4月掲載
令和5(2023)年3月更新

【お問い合わせ】石塚みつる
●電話:090-9740-8408
【関連リンク】産地直送ブログ
秋田市鵜養地域で「原木しいたけ」栽培を続ける石塚満さん(2022年11月掲載)

 



 

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