画像:きゃの汁

 五城目町森山地域には、小正月に「きゃの汁」を食べる風習があります。「けの汁」「けのこ汁」「きゃのこ汁」とも呼ばれ、五城目町では昔からよく食べられている郷土料理です。

 料理に忙しい年末年始も終わり、小正月は女性たちがようやくひと息つける時です。大鍋に塩蔵していた山菜や根菜を細かく刻んで、ずんだや金時豆と一緒に煮込んで「きゃの汁」を作り、台所に何回も立たないよう、小正月中は、ずっと食べていたと言われています。

 森山地域では、1月2日に「とろろごはん」、1月6日は「ねぎみそ大根」を食べ、鏡開きに「きゃの汁」を食べる家もあり、七草の風習と同じく、正月で疲れた胃をいたわる料理とも言えます。

令和2(2020)年3月掲載

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