画像:曽布沢(そふさわ)神社祭典

 八峰町の石川地域では、5月5日、曽布沢(そふさわ)神社の祭典が行われます。

 石川郷中をはじめ、石川生産森林組合、石川上下水道維持管理組合などの集落関係者が会して、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛を祈願します。神社で神事がとり行われた後は、天狗の面をかぶった猿田彦に先導され、子供たちが「ワッショイ」と叫びながらお神輿をひっぱり、地域内を練り歩きます。

 子供たちの声が聞こえると、家々から人々が顔をだしてお初穂を渡します。お神輿は、曽布沢神社の神様そのもの。お神輿の運行は、神様が地域を練り歩き、集落の人々にご利益を与える行事でもあります。1年間の地域の繁栄を祈願する祭典は、のどかな春の陽気の中で、集落に賑わいと笑顔を与えています。

平成23(2011)年4月掲載

こちらの記事もおすすめです

石川駒踊りと奴踊り

 八峰町石川地域に伝わる石川駒踊りと奴踊りは、町の無形民俗文化財に指定されています。江戸時代初期の慶長7(1602)年、佐竹義宣が常陸(現在の茨城県)から出羽(現在の秋田県)の国へ領地の国替えとなり、出羽の国へ入るま...

伝統行事・イベント

郷土芸能

南蛮べっちょ

 秋田県の能代山本地方では、法事などの場で「南蛮べっちょ」と呼ばれる精進料理がよく登場しました。南蛮(唐辛子)を使い、べっちょをかく(泣いてしまう)ほど辛いことから名付けられたと言われ、八峰町石川地域でもよく食...

郷土料理

竹原神社

 八峰町石川地域の中心部から、県道63号線で南東に向かい、ひとつ谷を挟んで隣の丘陵地に入ると、広大な畑が広がっています。竹原神社は、その奥、静かな木立の中に佇んでいます。  天保元年(1829年)創建の竹原神社は、昭...

歴史

神社・寺