伝統的な浮世絵木版画の技術を用い、高い芸術性を意識した「新版画」は、大正から昭和にかけて国内外で人気を呼びました。その瑞々しい情趣や清新な感覚は、今なお我々を魅了して止みません。本展では、新版画を牽引し世に広めた版元・渡邊庄三郎の挑戦の軌跡をたどりつつ、伊東深水や川瀬巴水らの貴重な初摺の渡邊版をとおして、新版画の魅力をご紹介します。また、秋田会場の特別出品として、川瀬巴水の《旅みやげ第三集》より、秋田の風景を描いた5点を展示いたします。あわせてお楽しみください。
開催期間
令和6年7月20日(土)~9月23日(月・振休)
観覧料:一般 ¥ 1200
高・大学生 ¥ 800
中学生以下 無料