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語りを聞く

鴇自治会の活動

画像:鴇自治会の活動

 

 鴇自治会の活動の歴史でユニークなのが、近隣の鳥越集落とともに行っていた「漬物コンクール」です。

少し前まで、各家庭で漬物用の大根を干す風景は、鴇の冬の風物詩でした。アイディアを出し合い、さまざまな漬物が生まれました。なかでもユニークなのは、鴇集落でよく作られていた山ブドウを使った漬物。

現在は、集落のブドウ農家により、鴇の特産品となるブドウ栽培が進められています。

鴇のブドウ農家で組織されている十和田湖樹海農園では、山ブドウの交配種をはじめ20種近くのブドウ品種を栽培し、それらを使ったジャム、ジュースなどの加工品も販売しています。

ワインの製造は外部のワイナリーに委託していますが、道の駅こさか七滝や小坂町の直売所では、ブドウジュースやワイン、ジャムなどの鴇の特産品が人気を集めています。

「何かやらねばならねえ」と始めたブドウ栽培は、鴇の人々でまず栽培方法について勉強会を行い、その後日本葡萄愛好会の会員から指導を受けるなど、工夫を重ねながら栽培に取り組んでいます。

近年では、鴇集落では国際教養大学の学生たちと交流するなど、集落外の人々との交流を通じて、集落の課題である担い手不足の解消の糸口を模索しています。

鴇鉱山跡(小坂町指定文化財)への連絡道や集落の農業用水の刈り払いなど、集落機能の維持はもちろんのこと、4月19日と9月19日に行われるお祭りや、伝統行事・鴇大太鼓は鴇に欠かせない行事。人々の交流する場をつくる努力を忘れない……鴇自治会の活動からは、鴇の人々の地域を愛する心を感じ取れます。
2011年3月掲載

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