2月11日(日)、羽後町の堀回地域で「元城雪まつり」が開催されました!


会場の元西公民館は人でいっぱい♪
今年で6回目の開催となった「元城雪まつり」は、30年以上続いてきた小正月行事「門松かまくら展」が、
一度中断したため、新しい形で地域ぐるみで受け継いでいこうと始まりました。
元城(もとき)門松かまくら展(元気ムラサイト記事)


無病息災や豊作を祈願する「どんど焼き」「かまくら」「雪中田植え」「用心めぐり」「みかんまき」といった
伝統の小正月行事に「雪中綱引き合戦」を加えたのが、現在の「元城雪まつり」。
あらゆる世代の住民が参加しやすいようにと「綱引き」を始めたそうです(^^♪

    
こども園の園児、小学生、婦人会、盆踊り、獅子舞保存会、消防団、PTA、社旗福祉協議会、老人クラブなど
計18チームによるトーナメント戦!

   
子どもからお年寄りまで総勢200人!
   
各チームが熱戦の繰り広げました。^^



「雪に負けずに乗り越えよう!」が目的の雪中綱引き合戦、今年の優勝は
小学生チームでした。^^


こちらは今年3月に小学校を卒業する児童たち♪
元城雪まつりが始まった6年前は、小学校1年生だった子たちが、4月には中学生になるんですね。
住民の皆さんも子どもたちの成長を感じたのではないでしょうか(^^)

    
参加者には「吹雪(ふき)どり餅」をプレゼント♪
ふきどり餅は山で働く人たちの非常食だったそうです。
会場には地元女性部による「あまえっこ」のサービスもあり、寒い冬に負けない、
温かいおもてなしにほっこりしました(^^)

●堀回地域の小正月

こちらは、会場につくられた「かまくら」。
戦国時代、敵に攻め込まれた時に女、子供をかくまうために作ったのが始まりと言われています。
水神様を祀る横手市の「かまくら」と違うんですね♪

   
中はこんな風になっています。
稲ぐいで固定されているんですね~!


「かまくら焼き餅」の様子です。
焼いた餅を砂糖醤油につけて、子供たちがパクパク食べていました(^^)


こちらは豊作を占う「雪中田植え」。


こちらは夜に行う「用心めぐり」の灯篭。
戦国時代に始まったといわれる「火の用心」を呼びかける行事です。

この後、「みかんまき」が行われ、にぎやかな雪まつりは無事終了しました♪

●子ども箱ぞり

今年の元城雪まつりは、新たな試みとして「箱ぞり」の町内練り歩きが行われました。
昔は各家庭に1つは必ず箱ぞりがあり、冬の生活に欠かせないものだったそうです。
家族を医者に連れていく時なども使ったそうです。


今はまた使わなくなった箱ぞりですが、まだ持っていた住民から提供してもらったそうです。
今年の3月に小学校を卒業する児童8人が、園児たちを乗せた箱ぞりを引っ張り、地域内を練り歩いていましたよ。


「今年1年、地域みんなが元気に過ごせるように」と、子どもたちも頑張りました♪

以上、羽後町堀回地域から集落活動コーディネーターがお届けしました!