10月16日(土)、横手市亀田地域で「りんごの園地散策~もぎ取り体験~」が行われました。
雨の中の散策となりましたが、参加者の方々には、充実した時間となりましたよ。^^
それでは、当日の様子をご紹介します。


亀田地域は、明治時代に「秋田県南りんごの祖」と言われる藤原利三郎がりんご栽培をもたらした地で、旧増田町ではりんごの産地として知られています。地域のりんご栽培のことを深く知ってもらおうと、亀田地区交流センター運営協議会が企画し、チラシを配布して参加者を募りました!


亀田地区交流センターを午前9時に出発して、上の地図の道のり(約3キロ)を2時間半かけて散策!
家族連れ、中高年ご夫婦、高齢者の方などスタッフを含め15名が参加しました。

 
亀田地区交流センター前で平鹿地域振興局の専門員、森田泉氏から日程の概要についての話のあと散策に出発しました♪

 

 
森田氏が同行して、途中途中、りんごの木やりんご栽培について説明がありました♪
「豪雪のあとの立ち直りを見てもらいたい!」という言葉のとおり、豪雪で枝が折れ支柱を施されながらも、今年も鈴なりの実をつけた木をたくさん見ました。
2メートル近く雪が積もる地域でリンゴを栽培している所は、世界中見渡しても、ほとんどないのだとか。「りんごの生命力のすごさもあるけど、地元のりんご農家のがんばりを是非、感じてほしい。」という森田さんのお話しでした。


途中、「葉摘み」をしているりんご農家の方が何人かいました。りんごの色づきをよくするため、余計な葉を摘むそうです。

 
このように地面に銀色のシートを張り、太陽の光を反射させて色づきを良くする手法もあります。

 
散策も後半に入って来ました。
藤原利三郎の子孫宅の敷地内に頌徳碑(しょうとくひ)が建立されていて、命日の5月9日には毎年、慰霊祭が行われています。
こちらで藤原氏の功績について説明があり、休憩タイムとなりました。

皆さん、少しお疲れモードのところでリンゴジュースの差し入れがありました♪元気復活です(^^♪
いよいよ、この日のメインイベント、りんごのもぎ取り体験をする畑に向かいました。半助村集落の小原清六さんの畑です。

 

 


もぎ取りの方法を見せていただき、早速、開始!品種は「シナノスイート」です。日持ちが効くとのことで人気の品種です。^^
コツを覚えると案外すいすいはかどります。あっという間の時間でした♪
雨に濡れたりんごが、イキイキとして見えましたよ。


この後、亀田地区交流センターに向かう帰途に着きました。収穫したりんごの重みで少し足取りが重いような気もしましたが、雨の中の散策にもかかわらず皆さん晴れやかな表情をしていました。^^
一人で参加された男性は「普段、ほとんど歩かないから、りんごについての話を聞きながら果樹園を歩いてみたかった。楽しかった。」と話していましたし、実家が以前、果樹園だった女性は「子供にどうしても、りんごのもぎ取りを体験させたかった。」など、参加者の皆さん、最後は笑顔いっぱいで解散しました(^^♪

ぜひ、来年もこのような企画で、亀田地域の果樹園やりんご栽培の奥深さを知ってくれる方が増えてくれたら、嬉しいですね。
スタッフの皆さん、雨の中お疲れ様でした。^^

おまけ(^^♪
これから旬を迎える品種もたわわになっていました。^^
★シナノゴールド★

以上、横手市亀田地域から集落活動コーディネーターがお届けしました♪