1月28日(土)、北秋田市前山地域で「おから入り干し餅」(以下:干し餅)づくりを継承している戸澤澄子さんと、戸澤さんが所属する前山婦人部の皆さんを訪ねました^^
干し餅の紹介と、前山森林交流センターで行われていた前山婦人部の新年会の様子をあわせてお届けします!
 
左上の写真が前山森林交流センターです。
例年より降雪は少ないとはいえ、こちらはすっかり冬景色になっていました。


前山地域では、「おから入り干し餅」を考案したおばあさんの技術を受け継ぎ、地域の特産にしようと、以前は婦人部で集まって、この季節に干し餅づくりをしていましたが、現在は、個々に作業をされているそうです。
中でも、戸澤澄子さん(写真の方)は、これを出荷されていたりして、この時期には本格的に干し餅づくりに取り組んでいます。

 
上の写真は3日前に、婦人部の皆さんで集まり、切り餅を製作したものです。ここから、干し餅の完成までには、さらに長い時間がかかります。

 

 
この日は、交流センター内で、切り餅を紐で編む作業を見せていただきました。慣れた手つきでさっさと編み上げていましたよ♪ 「今でこそビニール紐で編むけど、昔は藁で編んだもんだよ。今は藁を確保できなくなってきたからね。」と、言いながら手をひっきりなしに動かしていました。
この作業が終わると、紐で繋がった餅を8時間、40度のお湯につけ、それから夜の冷え込みが強くなってきた頃合いを見計らって外に出し、2週間、餅を外で干すそうです。


色彩豊かに餅が干されていますね。ショウガやシソ、ゆず、コハゼなどを混ぜて、5種類の干し餅を製作されているそうです(^^♪
外干しが終わると、ストーブなどで温まった屋内でさらに5日間干して、干し餅はようやく完成するそうですよ^^


戸澤澄子さんは『地域の先輩が大豆を使って何かできないかと、「おから」を干し餅に入れることを考案したの。これは門外不出と思って受け継いでいるんだよ。自分が頑張れるうちは続けるし、継承もしていきたい!』と、元気に話してくださいました。

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もともと、前山婦人部がずっと取り組んできた干し餅づくりです!
皆さん、これまでも沢山の活動をしてきました。市の広報の配布も婦人部が担っています。「この先、災害などが発生したときは、炊き出しもしていきたい!」と婦人部長さんは力強く話していました。
現在は、毎月1回の「サロン前山」を主催することに力を入れています。サロンには毎回20人前後の住民が集まるそうですよ♪


上の写真のように、毎月工夫を凝らしてテーマを決め、皆で和気あいあいと話しに花を咲かせながら、交流を楽しんでいます。地域住民の居場所づくりや、情報交換の場にもなっています♪


前山婦人部の皆さんです。
「これからも、色々な活動をして、地域を元気にしていきたい」と、笑顔で話してくださいました(^^♪

以上、北秋田市前山地域からお届けしました!