8月13日、大館市越山地域の蛭沢集落で行われた
「蛭沢獅子踊り」をご紹介します!
こちらが、蛭沢に伝わる獅子頭。立派な髭を蓄えていますね。
秋田県内には、似たような獅子踊りが各地に伝わっています。
夕方6時すぎ、神事を終えた蛭沢獅子踊保存会のみなさんにより、
蛭沢会館前で、獅子踊りが始まりました。
ちょっと見えにくいですが、写真は棒術の様子です。
奴(やっこ)のみなさんが見守る中、棒術を披露します。
そして、獅子踊りにかかせない、おなじみ奴(やっこ)踊り。
踊りを終えた奴たちの待ち時間ワンショット。
棒術と奴踊りが終わると、満を持して、蛭沢の獅子たちが踊りはじめます。
獅子たちの袴がスカートのように長いのが蛭沢の特徴です。
勇壮で激しい踊りは共通ですが、蛭沢は優雅な雰囲気が漂います。
蛭沢独自のものが、写真の中央にある「木」の置物。
真ん中に「岩」という字が若干見えますね。
これは「岩木山」を表しているんです。このほかにも
越山ゆかりの「田代岳」「十ノ瀬山」の2つの山をセッティングし獅子踊りを演出します。
この山を作ったのは、「万国ほらフキ大会」で超仙人の称号をもらったことがある笹木義則さん。
「山を越えた恋の逢引なんて、昔の人はモダンなことを考えたものです」と、
この獅子踊りの魅力を語ってくれました。
獅子踊りが終わったあと、集落のみなさんが集まって宴会の開始。
写真は、蛭沢名物「かじか揚げ」です。
サクサクとして美味しい~。
この日は、現在秋田市に住んでいる蛭沢の方も獅子踊りを見にこられてました。
やはり、この蛭沢でもお盆に獅子踊りは欠かせないものなのでしょう。
稲が実り始めた田園風景の中で、笛と太鼓の音が鳴り響く蛭沢集落。
夜に演じられたこともあり、蛭沢獅子踊りは、とても雰囲気のあるものでした。
越山地域からお届けしました!