9月27日(火)、「第4回地域運営組織の形成に関する研修会」を秋田市の文化会館で行いました!
今年度、県の事業で行っている研修会です。過去3回はオンラインで行われてきましたが、今回は初めて、対面での研修となりましたよ。^^
研修会に参加されている方々は主に、市町村の地域づくりや福祉関係の担当者ですが、各地域で地域活性化のために尽力されている方々に向けても参考になる研修会となっています。
それでは、当日の様子をご紹介します♪

 
講師は新潟県の「NPO法人都岐沙羅パートーナーズセンター」事務局、斎藤主悦氏と、「NPO法人まぢラボ」代表理事、山賀昌子氏です。
今回のテーマは『ワガコト化を促す効果的なデータの示し方・伝え方』です。参加者40名を、8つのテーブルに分けてグループワークを行いました!


始めに、斎藤氏から、スライドを用いて説明がありました。主に、地域づくりを進める上での基本となる3要素の説明や、これからの秋田県は、いま地域を支えている世代(65~74歳)の絶対数が減少してくるのは必須!自らが支えられる側になる75歳以上の人口が増加する、そんな状況を地域住民の方々に知ってもらうための工夫などについてお話がありました。

 
具体的には、「住民がワガコト化として実感できる規模で数値を示すこと」、「身近な規模で数値を示すことが現状の地域の状況を具体的に伝えられる」ということで、実際に各テーブルでワークを行いました。


普段はただデータを見て対策を考えることが多い参加者ですが、“白紙のグラフにシールを貼るという単純な作業でも、実際に自分たちで手を動かしてみることで、地域の現状を身近に感じることができる。” というのがこのワークのねらい!
今回は由利本荘市の人口数と世帯数のデータを基に散布図の作成です。
8つのグループでそれぞれ『高齢者率×高齢者独居世帯率』と『後期高齢者率×三世代同郷世帯率』集落散布図を作成しました。
データを読む人、町内名が入ったシールを貼る係と、皆さん、それそれのテーブルで、細かい作業になりましたが真剣に取り組んでいましたよ。^^


なるほど、図にすると、とてもわかりやすい!
上のF班が作成した写真の場合は、図の上のほうにいくほど、三世代同居率が高く、右側にいくほど後期高齢者率が高いということで、後期高齢者がたくさんいるのに三世代同居が少ない町内や、後期高齢者率がそれほど高くなくても三世代同居が多い町内というのが見えてきて、その町内がどのような状況にあるのかが、把握しやすいですよね。
どこの集落の人口と世帯の状況が、どうなっているのか、一目瞭然です(^^♪


参加者の皆さんも、うなずいている方が多く見られました。

 
締めは、山賀氏から次回(第5回)の研修会について、簡単に内容説明がありました。
皆さん、この日の研修で、オンラインセミナーとは違って体感することも多かったのか、次回も楽しみにされているようでした。

 
最後は、各グループから一人ずつ、今日の感想を発表しました!
「住民と状況を共有することが大事なんだと改めて思いました。」、「シールを貼る単純作業のグループワークだったが、時を共にすることはとても大事だと思った。」や「講師の方の話を聞いて、当たり前のことが腑に落ちた。ニーズと要望は違うという話では、これまでは要望ばかりを聞いてきてしまっていた。」など、それぞれ色んな感想を述べていましたよ。^^

3時間という長めの研修会ではありましたが、参加された皆さんは、熱心に取り組んでいました。それぞれの立場に持ち帰り、今後の進め方について役立てていただけることを願います♪

以上、第4回地域運営組織の形成に関する研修会についての内容をお届けしました!