6月22日(水)、三種町下岩川地域で秋田県立大学と持続可能な地域社会総合研究所(以下:持続地域総研)の共同研究『持続可能な地域づくり支援システム』についての説明会と現地調査が行われました!
当日の様子をご紹介します♪


下岩川地域は、県道4号能代五城目線沿いにあります。12集落で構成される山間の地域で、古くからの歴史を伝える石碑が数多く残されています。
今回、人口千人程度の研究対象地域として下岩川地域が選定されました。
地域活性化のために地元で精力的に活動している「下岩川地域力推進委員会」の取組も要因のようです。

 
この日はまず、9:00から「すいらんの館(コミュニティセンター)」にて、持続地域総研の藤山浩氏の講演が行われました。
参加住民は20名くらいでした。


藤山氏がスライドを用いて、下岩川地域の人口と農業就農者のシミュレーション結果について説明を行いました!
「このまま何もしないでいたら、人口減少は止められない!」との言葉には、住民の方々も“うんうん”と深くうなづいていました(^-^;
“島根県は過疎先進県”と話していた藤山氏は島根の住民、そこで実績を残された方のお話は、下岩川の住民の方々に響いているようでしたよ。^^
「4年間で一人の就農者を増やしていくのが目標です。」と話されたことに、住民の方も「できないこともないのではないか。」と返されていました。頼もしいお言葉です(^^♪

 

 


藤山氏の講演のあとは、現地調査に向かいました!
地域の田んぼや、その水源となるため池などを見て回り、その後は林道を通り地域で所有する山林も視察しましたよ。
これらをもとに、持続可能な森林、農地利用に結び付けていくのですね。

 

 
視察の最後は旧下岩川小学校へ行きました。今年の3月に閉校したばかりの小学校です。
少し前まで、子どもたちの声が響いた場所でした。
ここの利活用については、これからゆっくり考えていくようですが、「下岩川地域力推進委員会」ではこの夏、広大なグランドを利用して、子どもたちとキャンプファィヤーを行うようですよ♪ 楽しみですね。^^

「下岩川地域力推進委員会」の事務局、赤川さんはこの日の講演を聞き、「自分たちがイメージしていたものと同じだった、これから地域の他団体にも協力いただき、まずはこの取組を実際に動かしていく住民組織を立ち上げたい!」と話していました。
研究成果が見えてくるのは、早くても5年後とか。まずは5年先を見据えて、住民の皆様がどのような活動をしていくのか、これからが楽しみですね(^^♪

おまけ(^^♪
 
地域のコミセン「すいらんの館」(写真左)と、地域に功績を残した先人「石井龍吉」(写真右)の顕彰碑です。

以上、集落活動コーディネーターが三種町下岩川地域からお届けしました!