11月27日(土)、岩手県花巻市、「高松第三行政区ふるさと地域協議会」の皆さんが、大仙市南外と余目地域へ視察研修に訪れました!

「高松第三行政区ふるさと地域協議会」は、平成20(2008)年に発足。
住民総参加の景観形成活動をはじめとし、高齢者や子供たちとの交流を目的とする遊休農地を活用した「福祉農園」の設置や、貸し農園の運営などにも取り組み、集落内外の関係維持に貢献しています♪ 平成26(2014)年からは生活課題解決に向けた取組に力を注いでおり、地域住民の意識向上を図りたいと身近な活動を行う「NPO法人南外さいかい市」と「余目地域活性化対策いきいき会議協議会」を訪れました。^^


最初に訪れたのは、お互いさまスーパー「南外さいかい市」!
この日はうっすらと雪が積もっていましたよ。いよいよ冬が来たんだなあと実感。

 
平成25年、地域で唯一のスーパーマーケットがなくなり、住民に立ちはだかった買い物問題。この課題を解決するために誕生したのが、お互いさまスーパー「南外さいかい市」です。現在は加工所を持ち、お菓子製造、惣菜作り、漬物加工も行い商品化して販売しています。「今の時期はどんなものが販売されているんだろう?」と岩手県花巻の方々は興味深々。自分たちの地元では見かけたことがないという「山いも」を購入されている方が多かったですね(^^♪

 
「南外さいかい市」では、昨年12月から移動販売車の運行も始めています。
早速、NPO法人南外さいかい市事務局の佐々木繁雄さんに積極的に質問している方もいらっしゃいましたよ♪

 

 
店舗の見学を終えた後は、隣接する「南外民俗資料交流館」へ。こちらで佐々木繁雄さんから「南外さいかい市」を開店するまでの経緯や現在の状況についてお話がありました。加工所で製造されているお菓子の試食のあとは、「高松第三行政区ふるさと地域協議会」の皆さんからの質問タイムです。


いくつもの質問をされていましたが、佐々木繁雄さんが何回も繰り返し話していたのは、「お金の心配はあまりしなかった!とりあえずやってみよう。」の行動力。 皆さんの笑いを誘いながらもそれが一番大事だったと訴えていたような気がしました。^^

次は「南外さいかい市」から車で10分ほどの、余目地域、「eーかげん(ええかげん)な父ちゃん母ちゃんの店」へ向かいました。
 

 
平成20(2008)年、青空市場から始まった産直販売は平成23(2011)年、スーパーハウスを設置し、産直「eーかげん(ええかげん)な父ちゃん母ちゃんの店」をオープン。同時にログハウスを併設し、余目で栽培しているソバを使ったメニューを出す「余目そば処」を完成、産直と併せて同時オープンしました。驚きなのは、ほぼ余目地域の住民たちによる手作りということです!その後、平成25(2013)年にはピザ窯を設置、手作りピザ体験を開いたりしています。毎年秋に行われている収穫祭ではピザを焼いて訪れた方々に振る舞ってきました。^^

 


はじめに「余目地域活性化対策いきいき会議協議会」会長の三浦正彦さんから挨拶があり、その後は早速、ソバを食べていただきながら、ビデオにて余目地域の活動を紹介しました。
ご参加された方は、「自分たちが作ったものを自分たちで販売する。具体的にどんな事例があるのかを知りたかった!」とお話しされていました。高松第三行政区ふるさと地域協議会の皆さんからの質問事項も、「ソバを始めようと思ったきっかけは?、ソバの栽培面積は?、消費先はどこ?」などとソバに関する内容が多かったような気がします。


取材班もそばをいただいてきましたが、コシが強くてとても美味しかったです。天ぷらも揚げたてのアツアツをいただきましたよ♪
余目の皆さま、大変お世話になりました(^^♪


「高松第三行政区ふるさと地域協議会」と大仙市南外、余目地域の視察交流会もここで終了です。
短時間での2地域交流でしたが、県境を越えた地域同士の交流は、お互いの活動について見つめ直す貴重な機会になったのではないのでしょうか。(^^)

以上、大仙市南外地域と余目地域から、視察研修の様子をお届けしました!