10月20日(水)、羽後町仙道地域で「防災炊き出しイベント」が開催されました。
当日の様子をご紹介します!


今回のイベントは、災害が起きた時の対処方法や心構えなどを学ぶ機会にと、
羽後町社会福祉協議会 仙道支会が開催しました。
会場の仙道てんぽに到着すると、サロンスペースで
住民の皆さんが非常食づくりを行っていました♪

 

非常時に使える炊飯袋に適量の白米(1合分)と水をいれます。
この炊飯袋を30分程、煮たてると、
炊飯器を使わずにお米を炊くことが出来るんです(^^♪

 
非常時に覚えておきたい知恵ですね(^^)
ちなみに、今回は白米の他、「赤飯」も作ってみました。
もち米が入っているので、ちょっと加減が難しかったようですが、
何事もチャレンジするのが大事ですね。

 

また、炊飯袋を縛る時に空気が入ってしまうと、
右の写真のようにシートが膨れ上がり、上手に炊くことができません。
この「空気を抜いた状態で縛る」ことが意外と難しく、
住民の皆さんも実際にやってみることで、非常食づくりの感触を得ていました。

さらに、日本赤十字社秋田県支部の稲岡一枝さんによる「防災」の講演会。
災害はいつ起こってもおかしくありません。
いざ避難所生活になった時のために、
日頃からすぐに持ち出せる「非常時持ち出し袋」を準備したり、
自分の体の健康寿命を延ばすことが「備え」につながるそうです。

 
稲岡さんからは「生活不活発病(=介護が必要な状態)」の原因と予防の必要性を
教えていただきました。普段から身体を動かしていないと、
いざという時「動けなく」なる可能性があります。
自分が動けることが「自助」につながるので、健康チェックは大事ですね。

参加した住民の方は、「今まで防災は他人事のように考えていたけど、
今日の話を聞いて、自分で普段から準備しなきゃと自覚しました。
自分事として考えていきたい」と話していました。
この「自分事」と思えることが、防災の意識を持つ上で大事なことかもしれませんね。
稲岡さんの親しみやすい話に、仙道の皆さんも熱心に聞きつつも
笑いの絶えない講演になりました♪

●おまけ
 
実際の避難所生活で役立ったという「ホットタオル」の作り方。

作り方は簡単♪
1…タオルを2枚用意
2…ビニール袋に熱湯(100cc)とタオル1枚を入れる。
3…ビニール袋の空気を抜く
4…もう1枚のタオルをビニール袋の外側から包んで揉む(右写真)
5…タオルを袋から取り出せば完成!

避難所ではお風呂に入ることが難しいので、
ホットタオルを使って身体を拭くだけで、とても喜ばれたそうです。
日常の感覚を大事にしつつ、災害への意識も持っていきたいですね。

仙道地域からお届けしました!