10月14日(水)、北秋田市根子地域にお邪魔しました。
毎週水曜、根子番楽保存会の皆さんが「根子番楽」の練習を行っています♪
根子番楽は国指定重要無形民俗文化財の、秋田を代表する番楽です。
今年はコロナの影響により、通常の定期公演などは中止になっていましたが、
保存会では毎週水曜、欠かさず番楽の練習を行っています。
夜7:30の根子児童館。
辺りもすっかり真っ暗ですが、続々と車が集まってきました。
中ではいつの間にか、若いお兄さんと子供たちの鬼ごっこが始まってます。
元気いっぱいですね~(^^♪
でも「拍子板」と呼ばれる囃子の道具を打ち始めると
子供たちも真剣な表情に!
この日集まった子供たちは、阿仁合や上小阿仁村など根子周辺に住む小学生です。
親御さんは根子出身者で、昔から根子番楽とともに育ってきた人ばかり。
根子地域に小学生はいないのですが、集落に縁のある人々が
毎週水曜、お子さんを連れて練習にやってきます。
扇の使い方が大人顔負けです。動きもぴったり!
練習を見守っていた親御さんに「送り迎えは大変では?」と聞いたところ、
「他の習い事は休んでも番楽の練習は欠かさないんです。
子供が楽しみにしているので私も苦にならない」とお話ししていました。
お囃子の皆さんも学校や仕事帰りに練習にやってきます。
毎週、練習をしているのがすごいですね。
保存会の男性曰く「今まで普通にやってきたこと」!。
上の写真は演目「鞍馬(くらま)」の牛若と弁慶のクライマックス場面。
根子番楽は踊り手と囃子方で構成されますが、
皆さん、小さい頃からこの練習場で、顔を合わせてきたことでしょう。
子供の時に牛若を演じた子が、成長して弁慶を演じることも♪
根子番楽の練習風景は、子供から大人まで、様々な年代が
笑いあい、真剣に練習し、とてもアットホームな場所でした(^^♪
今年は12月上旬の「幕納め」まで練習を行い、1年の活動を終え、
新年1月3日の「朝鳥追い」で活動を再開するそうです。
根子地域では年2回(6月第4日曜(最終日曜)、8月14日)、
番楽の定期公演が行われています。
今年は中止になってしまいましたが、来年こそ根子で番楽を見たいですね。
根子地域からお届けしました!