5月4日(土)、五城目町内川地域の小倉(おぐら)集落で、小倉神明社祭典が行われました!
小倉集落は、10世帯26人が住む集落で、昔から個々の農家でセリを栽培をしていたり、小倉川を保全し、ホタルを守る会を立ち上げたりと、自然や農業に関する活動が盛んな集落です。
当日の小倉集落は、田んぼに苗が準備され、もうすぐで田植えの最盛期を迎える気配。
田んぼのすぐ目の向かいには「小倉神明社」の鳥居があります。その近くには「かすみ桜」の標柱が。
かすみ桜は、樹齢300年以上の桜の大木で、集落の住民たちが大切に守っています。
平成26年に、五城目町の事業で、かすみ桜までの道路を整備しました。
さらに、密集していた杉の木を切り、かすみ桜の周囲が開けたことで、花の咲く勢いが増したとのこと。
見上げると、青空にちりばめられたように、小さな白い花が咲いていました。
かすみ桜の見ごろは、ちょうど神明社祭典時期に合うことが多いそうです。
小倉神明社の御祭神は、天照皇大神。
祭典では、町内会長の佐藤廣勝さんが祝詞を奏上したり……
大きな御幣を、参加者全員が手に取り、最後に宮司がおはらいをしたりと、小倉集落ならではの特徴もありました!
小倉神明社の祭典では、住民たちが一年間、無事に元気で過ごせるように、願いが込められます。
祭典後は、「小倉公会堂」で直会(なおらい)が行われ、小倉集落の思い出話が飛び交いました。
●食糧難の際、わらびの根からとれる根花粉を使い、根花餅を作って食べた。
●昔は、神明社へ続く階段の途中に郷倉(ごうくら)があり、集落の米を備蓄していた。
●集落に質の良い桑の木があり、昔は養蚕をしていた。
●九州の小倉(こくら)市に関係する武士が、小倉集落の草分けである、という説がある。
……などなど、貴重な話をたくさん聞かせてもらいました!
皆さん、豪快に笑う、元気な方々ばかり!
これも、小倉神明社の御利益でしょうか(^^♪
以上、住民たちの笑い声が春の空にこだまする小倉集落から、集落活動コーディネーターがお届けしました!